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DYSCHRONIA: Chronos Alternateの先行体験版をやった感想とかいろいろ。

 Twitterで軽く感想をば、と思っていた筈が字数が洒落にならない事になったので読み専だったnoteで色々細かい部分語らせてください。

9/23は『DYSCHRONIA: Chronos Alternate』の発売日

 クラウドファンディングに参加し、公式ディスコードにもROMながら参加し、他ゲームをやりつつも熱望し待ちに待ったディスクロニア。通称ディスクロ。発売日決定時にはガッツポーズでしたし体験版来た時のテンションは知り合いから心配される程でした。VRは軽くセイバー振る音ゲーするだけだった当時の私を沼に引き摺り落としたクロノスユニバース作品の最新作です。それの体験版を一足お先にプレイしてきたので、感想をざざっと書き留めておきます。

そもそもクロノスユニバースとは何ぞや

 MyDearest開発のVRゲームで、『東京クロノス』から始まり、一部の世界観を共有しているシリーズ群のこと。前作の『ALTDEUS: Beyond Chronos』同様、今作も「前作知ってるとちょっとふふっ、と来たり考察が捗ったりする」程度かなぁと思われます。前二作品やってなくても全く違う舞台なのできっと大丈夫。というか自分がALTDEUS→東京の順でやってふふっ、となったクチなので……。
 小説や漫画、ドラマはお好きですか? 物語は、お好きですか? 東京クロノス、アルトデウス共にしっかり作り込まれた物語です。VRならではの演出や、シチュエーションや登場人物の心情を表すような音楽も相俟って、心を掴まれるどころか最早心ごと全部引っ掴んで物語の中にぶち込まれるような、そんな感覚。きっと、ディスクロニアでもそうなってしまうと期待しています。だってクロノスユニバースだもの。そう言ってしまえる程度には、過去二作で感情を揺さぶられ過ぎました。
 もしディスクロ含むクロノスシリーズに興味があるなら過去作も是非に。プレイ動画配信もあり公式から許可も出ているのですが、迫力はVRで自分でやってこそではありますし所々動く事で物語が進む仕掛けもありますので……! 選択を迫られる局面では、時に『自分』が動く事が大事なのですよ。

体験版:パズル探索編感想

 さて本題の体験版感想です。とは言っても大抵の事はインフルエンサーさん方や感想を上げた皆さんが語り尽くしてるかと思うので、ちょっと細々した部分の感想もしていきます。

グラフィック周りのこと。

 くじらさん、おさかなさん。すごい(語彙力の死)
 流石に怒られるので真面目に書くと、Quest単体での描画ってここまで出来たのか……! という感じです。Questユーザー以外向けの説明としては、ざっくり言いますとPCに繋がなくても遊べる分Questでは出来る事が限られているのです。例示としては某VRのチャットゲームではQuest単独版では表示できないアバターや行けないワールドがあるんですよ。主観は入りますしそもそも個人製作が殆どで課せられた制限もあるあのゲームと企業開発モノを比べるなって話ですが、PCVRでの風景系ワールドに匹敵するなぁと感じました。
 技術畑ではない人間なのであれこれどうこう、という難しい話はあまり分かりません。それでも、あの宙を滑らかに泳ぎ回るクジラは開発の方々が語っていた通り、大変で凄い苦労があったのだろうなぁと思っております。

操作周りのこと。

 前作、前々作では基本的にプレイヤーが操作するのは視界変更(向きを変えて見回す)やオブジェクトの選択程度です。他にも無くは無いですが、少なくとも移動というアクションが可能になったのは今作から。
 今まで画面が大きく動く事が無い故に酔わない酔い辛いVRゲームだと認識していたのですが、動くとなれば心配なのはこの部分。既に他のVRゲームで鍛えられた人なら大丈夫、いや鍛えられた人でも物語にのめり込んで集中している状況で気分が悪くなるのは避けたいところかなぁと。VR睡眠に慣れてる位の猛者ならきっと無問題。
 ここは体験版でひたすら動き回って確認を……! と宙を泳ぐクジラと魚や拡張夢の中の人達、そして自分に呼び掛ける少女をスルーしひたすら走り回りワープしまくる監察官。無限にごめんなさい。

 その奇行の結果気付けたのですが、スティック移動の際には周辺減光(画面の端の方が暗くなる)みたいな感じになるんですよね。中央が明るいので自然と視線が画面中央に向き一点を見る感じになる訳で。そうしたら酔い辛くなる訳で……。これのお陰もあり、取り敢えず拡張夢の街中を40分程走り回っても全く酔いませんでした。ついでに言うと歩く走るしてる時は前方のみに集中してしまうヒトの視界や注意力のあれそれの再現っぽくもあってかなり好きです。移動ばっかりしてると画面端のキーアイテム見失いそうでちょっとわくわくどきどき。
 VR初めてな人も、これなら特に意識せずとも酔い辛いのでは。ただコンフィグで操作はスティックかワープのどちらか片方のみ、って設定できても良いなぁとは思いました。右で向き変える時にワープ暴発してたのは自分だけかもですが。
 あと良かったのはしゃがみ動作がボタンでも出来る事ですかね。過去作が身体を動かすアクションが少なかったのもあってなんなら座ってでも出来たのですが、ボタン操作のお陰で今作もできなくはないのかな?

謎解きの難度のこと。

 体験版なのもあって謎解き難度はかなりやさしい方かな、と。VRで謎解きゲームするのが初めてな人でもきっと大丈夫。いざとなったら付いてきてくれてる警備ドローンくんに話せば謎解きスキップできます。動画撮る為の2週目で使ったんですが、効果音からしてこれドローンくんが手作業でやってくれてるのかなぁなんだか手順というか物を弄る音が正攻法クリア時と比較して多い気がするけど。
 ただチェス駒の部屋は途中照明が落ちて暗くなるので、キーアイテムが黒のチェス駒なので暗くなる前にコマを一通り回収していないとちょっと大変かもです。部屋に入ったらまずは目星を振る……、もとい、見回して回収できないか試すの大事かなぁ。
 あ、あと次の項でも書いてるのですが! パズル探索編の体験版やる人は是非とも見付けられたらカメラを、カメラをー!!

キャラクターのこと。

この警備ドローンくんも結構いやかなりかわいい。

 操作や謎解き、グラフィックの凄さに重点を置いた体験版ゆえに登場人物への言及は殆ど無いのですが、ある場所のカメラに触れると回想シーンが。仲睦まじげな、まるで家族のそれのような写真撮影の一場面。本編ではきっとあの場面の皆との仲良しシーンが……あったらいいなぁ()

 ただまあ、クロノスユニバースは色々な意味で強い濃いキャラクターが味なのも事実。ひとまず公式のキャラクター一覧を置いておきます。体験版に居ないキャラクターもしっかりがっつり紹介が。おっ?と感じたキャラクターは居たでしょうか。もしかしたらあなたの推しがキーキャラクターや真犯人かも? ちなみに自分は全員が好きな感じでディスクロ箱推しなりそうなので今から胃が痛いです。

体験版:パズル探索編を終えて。

過去作とはまた違った方向性のオサレOPでした

 ボリュームとしてはそう大きくはないけれど、ゲームの雰囲気や操作感を試すには丁度いい感じでした。皆書いてそうだから詳しく語るのは省いたOPムービーも凄くオサレで良きです。これ見たいのと感想用に色々撮る為にもう一周しました。すいちゃんはいいぞ。
 あと、MyDearestさんが作りたかったVRゲームというものがどんなものなのかをちょっと知れるという意味でも自分にとっては大きかったです。今作りたいものがどんなものなのか、この先作っていきたいのはどんなものになるのか。それを見て共に考えゲームに彩りをどんどん加えていく『クロノスアジト』の面々の声を受け、更に前へと進み描かれるVRの未来。大仰かもですか、そんな先を見ていたい。今、そう思える程の盛り上がりの中に小さいながらも自分は居ます。それが凄く嬉しいのです。

 そのディスコードチャンネル『クロノスアジト』ですが、ただいま期間限定でこの体験版が配布中ですので気になった人は一回やってみてはいかがでしょうか。取り敢えず拡張夢の魚群とかのグラフィック見るだけでも「Quest単体でここまで……!?」となれるので是非是非。行ける方はTGSでもブースがありますよ体験版出来ますよ! 直接会場に行けなくてもVR会場でもブースがあるので大丈夫。自分はVR会場に行く気満々です。
 さて、パズル探索版の感想としては以上になります。ホントはもっと語りたいんですが、まだまだ続きがあるので自重。……そう、続き。実は他にもあるんですよ体験版。

実はもう一個、体験版:ステルス編を貰ってまして。

ステルス編は制作共犯者への限定配布でした。

 さっきから矢鱈とパズル探索編と言っていたのはこれもあってだったりします。このステルス編はディスクロの『制作共犯者(=クラファン支援者)』に配布された、もう一つの体験版。アクション要素が増えた今作の醍醐味とも言えそうな、警備から身を隠し目的を遂げるシーンを体験してきました。操作やグラフィック周りはパズル探索版に準ずるので、以下にステルス編としての感想をだらだら書いておきます。限定配信なので画像は無しですごめんなさい_(:3 」∠)

ステルス編では都市の様子が……!?

 何処かから、何者かから砲撃され崩壊した都市が目の前に。途中までパズル探索編とほぼ同じ導入からのこれなので結構衝撃的でした。クジラさんお魚さんが可哀想な事に。リリィちゃん可愛いけどそれどころじゃないでも可愛い。ここまで派手に壊れてて都市の人は大丈夫なのだろうか……事が終わった後も復旧大変なのでは。本編が気になる。

アクションド下手くそマンでもステルス出来るのか問題

 自慢じゃないですが、アクションは苦手な方です。VRだと某セイバーでノーツを斬りまくる音ゲーは優しめの譜面でExpertがA判定なるくらいで、某VRのチャット内にあるフリスビーのような何かをぶん投げぶつけるゲームではNPCにすら負けます。というかVRじゃなくても某イカはクソガバエイムだし某一狩り行こうぜなゲームでもネコタク常連、某奪還ゲーでも隠密行動や敵をやり過ごす場面に突撃してました。弱いのに脳筋思考な自分にステルスなんてものが可能なのかどうか。

 まずはリリィちゃんのガイドに従い道を進む。瓦礫の隙間は屈んで通り、警備のサーチライトは物陰に隠れやり過ごす。ここでもしゃがみ動作がボタンでも可能なのですが、ここは折角なので可能な限り身体を使って楽しみたいところ。……精一杯やりましたが結局一部はボタン使いました。自分のVR屈み動作のアレっぷりを知ってるごく一部の人はグダグダなった事が分かるかなとorz
 そして、どう考えても動いてもサーチライトに見つかってしまう位置取りに。ここは物を掴んで放り投げ、警備の注意を逸らす。まあよくあるやつですが、VRなのでここはコマンド操作ではなく自分で掴んで、投げる。近くに落としてはダメ、遠くに放り過ぎて動くタイミングを見誤ってはダメという緊張感。体験版だけかは分かりませんが試しにひたすら投げまくってみましたが投擲物は復活したので安心仕様でした。定期的に奇行に走るのやめろ。
 操作感としては快適、こちらも体験版なのもあってか難易度はやさしめ。その割には一回サーチライトに当たりましたが、どうなるかの確認なので無問題だと言い張ります。身体使ったアクションで楽しめるのは過去作には無かったので、ステルス系苦手なりにも適度なスリルとハルになっている感覚が凄く楽しかったです。

警戒を潜り抜けた先には、

 身を隠しながら進み道中見かけた本編の登場人物のノエル君を追いかけつつサーチライトから逃げ切った先。ノエル君と合流し一緒に目的の建物へ……、といった場面で体験版:ステルス編は終了。続きが気になり過ぎて23日まで耐えられるのだろうか既に不安。パズル探索版でもラストに扉の向こうに真実が、という言葉でしたが、どちらの体験版も扉に向かっていくところで終わりという形なのが結構好きだなぁとなってます。

二つの体験版を終えて。

体験版のスタート画面。ECPERIENCE DEMO表示の無い製品版正座待機!

 二つともやって、二つやった分期待値が上がり過ぎて大変な事になっています。グラフィックやキャラクター達は勿論、操作面の快適性や場面の演出、そして毎度号泣する羽目になる物語。全部に対して期待値が高い。それもいい意味で裏切ってくれそうだなぁ、と更にまた上がっていく期待感とでもまだ一章配信なんだよなぁテンション大丈夫なのかという一抹の、ある種幸せな不安。
 そうなんです。最後に書く事じゃない感はありますが、今作は三部作で9/23は第一章の配信日。つまり私はあと2回ほどTwitterで騒がしくなると思われますごめんなさい。VR持ってねーよ! 値上げしたし敷居も価格も高いんだわ!! な皆様へ、実はこれイザナギゲームズさんとの共同開発でSwitch版も発売予定なんですよ。VRでの三部作の第三章配信と同時の予定なのでもう少し待つ事にはなりますが、VR機器無いけどSwitchなら……ともし興味持ってくれたのなら是非ともやりましょ!

 9月の23日、公開の日。きっとディスクロがVRゲームの新しい世界を切り開いて、自分達に見せてくれる。そして第三章と同時に配信されるSwitch版で、VRと家庭用ゲーム機での違った魅せ方楽しみ方で驚かせてくれる。そんな日になるとそんな日が来ると信じて待ってます。多分、自分と同じくクラファン参加した方やシリーズプレイ済みの方、パスファインダーキットを受け取ったインフルエンサーの方の多くもそう思っているのではないでしょうか。その日までに自分が自分たちが出来る事は、一緒に楽しくディスクロを体験したり期待を膨らませながら待つ仲間を増やす事。少なくとも、自分はその為にTwitterでは到底書ききれない思いを此処に書いています。
 今はまだ12日。23日まで、少しだけどきっととても長い日々。Questの充電満タンにしてイヤホンのメンテして、その日を静かにでも熱意を持って待機です。早く来い来い9/23日!!

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