見出し画像

マリオファン歴25年のゲーマーがスーパーマリオ35周年について思うこと

まずはこちらを見てほしい。

そう、9/3の夜に突然スーパーマリオブラザース35周年を記念した様々な催しが発表されたのである。
2020年はスーパーマリオ35周年ということもあり何かしら発表はされるだろうと個人的に思っていたが、突然の発表とその情報量に仕事中だった身を忘れて情報収集に没頭してしまった。
発表された内容は動画を見ての通りだが、マリオ歴25年の一ファンの率直な感想と共に挙げていこうと思う。


■ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ

ゲーム&ウォッチが復刻登場しただけでなく、シリーズ初のカラースクリーン対応で「スーパーマリオブラザーズ」「スーパーマリオブラザーズ2」「ボール」が遊べるマリオファンとコレクターにはたまらない一品だ。
受注生産ながら【4,980円+税】とお求めやすい価格設定なのも憎い。
”ウォッチ”というだけあってちゃんと時計機能もついているが、ただの時計機能ではない。
※オリジナルのゲーム&ウォッチも時計機能は付いてる
マリオエディションということもあり、時計画面はマリオをモチーフとしたデザインとなっておりスーパーマリオブラザーズ1~4、USAのキャラが登場する見た目にも楽しみがある一品だ。
DSiにも「ニンテンドーDSi時計」のアプリがあったが、それを彷彿とさせる見た目なのもニヤリとさせられる。

画像1


■SUPER MARIO BROS. 35

続いてはマリオのバトルロイヤルゲーム「SUPER MARIO BROS. 35」だ。
内容は一見普通のスーパーマリオブラザーズに見えるが、蓋を開けてみると「テトリス99」の様に35人で同時にスーパーマリオブラザーズをプレイし最後の1人になるまで生き残るバトルロイヤル形式のゲームとなっている。
まさかマリオでバトルロイヤルをやる日が来るとも思わなかったし、ましてや対戦相手に倒した敵を送り込むというぷよぷよ要素もあり、色んな意味でカオスな一本となっている。
こちらは「Nintendo Switch Online」に加入していれば無料で遊べるため、興味のある人は触れてみてもいいだろう。
ただし期間限定のソフトの様なのでずっと遊べないのは少々残念。


■スーパーマリオ 3Dコレクション

もはや35周年の目玉タイトルといっても過言ではないであろうこの一本。
64、サンシャイン、ギャラクシーのリメイクは以前より噂はされていたが
唐突な発表、しかもセットとは心臓に良くない。
個人的にはサントラCDやブックレットが同梱したプレミア版が1万~1万5千くらいで発売されるかと予想していたが、任天堂はそんな誰にでも予想できるようなことをする企業ではなかった。
希望⼩売価格:6,480円+税
破格の値段設定に思わず正気を疑ってしまったほど安い。
税込みでも¥7128。この一本で半年以上は遊べるぞ…。
しかもただ3タイトルが遊べるだけではない。各タイトルのゲーム楽曲が全曲収録されるのだ。しかもサンシャインは全曲初音源化だという。
マリオギャラクシーについては今は亡き「クラブニンテンドー」のポイント交換制度で一部の人間にしかサントラCDを手に入れる手段はなく、マリオサンシャインについては任天堂情報雑誌「ニンテンドードリーム」の付録CDでしか音源を手に入れられないほどマリオ楽曲は当時貴重なものだった。
※上記付録の音源でも一部の曲しか収録されていなかった。
どの曲も素晴らしいが、個人的には
「マリオ64:スタッフロール」
「ギャラクシー:エッグプラネット」
「ギャラクシー:ウィンドガーデン」
「ギャラクシー:パープルコメット」はダントツ推しのBGMなので一度は聞いてみてほしい。
特にギャラクシーのBGMの緩急具合は痺れる。
盛り上がり場所でギャラクシーのテーマが共通で使用されているのもポイントが高い。
リメイクというと手抜きな印象を持つ人も少なくはない。
ただ、純粋に最新機器で現代に甦った作品を遊べるという事は幸せだということを知ってほしい。
当時遊ばれていても数十年経つと忘れ去られていたり、シリーズが終了しチームも解散、関係者もバラバラに…ということもあるからだ。
今頃リメイクかよと思われても仕方ないのかもしれないが、文句を言う人より純粋に楽しみにする人の割合の方が多いのが事実だ。
それを踏まえると、3Dマリオをこの1本で遊べるのは本当にありがたい話だ。
マリオ64の地面を歩く音の心地良さは今になっても忘れられないし、毎年夏になるとマリオサンシャインが無性に遊びたくなるし、時々マリオギャラクシーのBGMが脳裏をよぎることもある。
そういった願望がこの一本で叶うと思うと感謝しかない。
ありがとう任天堂。圧倒的感謝。


■マリオカート ライブ ホームサーキット

3Dマリオリメイクで埋もれてしまったかもしれないが何気に凄いおもちゃを出してきたなといった印象。
任天堂の持つAR技術を駆使した暴力といっても過言ではない。(誉め言葉)
たかがラジコン、されどラジコン。アナログのおもちゃとデジタルのゲームを見事に融合した新たな遊びを確立したと思う。
個人的にはこの仕組みを利用してSplatoonのリアルナワバリバトルもできそうとふと思ったほど色々な可能性がある遊びだ。
ARは近年スマホでもアプリなどで取り入れられ業界でも未だに注目されるトレンドの一つだ。
VRは一時期話題になったが、機械を身に付ける必要がある手間、その機材が高価格なことからあまり一般家庭には普及しなかった。
それに比べARは「拡張現実」の分類になるためカメラさえあれば手軽に実現できる機能だ。特に近年スマートフォンの普及率も5人中4人が所持するほど高く、アプリが簡単に手に入る手軽さから「SNOW」などのフィルターアプリも流行っている。
ゲームにおいてもARを用いたものが開発・研究され、様々なものが世に出ているが正直どれも似たり寄ったりの物が多い。
ただ、このホームサーキットについてはあえてアナログなラジコンと組み合わせることで目新しさが強く出ている。
しかもただ走らせるだけでなく、自分でコースを作ることも出来、友人や家族と競う”ゲーム”としての遊びもきちんと確立している。
新たな遊びを模索し続ける任天堂だが、個人的にはLABOより可能性を秘めた取り組みと感じたので今後の展開を期待するばかりだ。


■最後に
唐突に発表されたマリオダイレクトだが、Twitterなどの反応を見ると
マリオファンにはたまらない情報だったのは確かだろう。
今年はUSJに任天堂エリアの開放や五輪での演出による出演も可能性はあったかもしれないがあいにくコロナの影響でいずれも延期となってしまった。
ただ、そんな残念なニュースだけではない明るい知らせを届けてくれた
任天堂には感謝しかない。アリガタヤアリガタヤ…。
まさかの3Dマリオの発売も発表から2週間後の9/18とこれも正気を疑ったが
生きる活力を与えてくれたので少なくとも2週間は頑張れそうだ。
人生を楽しむ秘訣は「童心を忘れないこと」なので遊んだことの無い人も遊んだことがある人も是非今度発売される3Dコレクションをプレイし、夢中でゲームに没頭していたあの頃を思い出してほしいと思う。