Shirakami

青森県十和田市→八戸市。岩手県盛岡市に通学中。平成17年7月19日生。

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青森県十和田市→八戸市。岩手県盛岡市に通学中。平成17年7月19日生。

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  • 令和0603旅行

    令和6年3月初旬に赴いた,福岡・長崎・山陽・東海地方の備忘録的旅行記。

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【Traveling】令0603〈01.緯度を下げる〉

1.霞む目的地を追って 西へ,南へ。 北緯40度で生まれ育った自分にとって,「ニシ」,或いは「ミナミ」という響きは格別の意味をもった。 ここは日本の端,あちらも日本の端。センター:中央側の人間が端へ赴きたくなる欲求は勿論有るだろうが,端側の人間もまた中央を飛び越したその先:対極の端に,シンパシーと同時に,全く異なる未知の土地,異郷としての関心を寄せるだろう。 九州に行ってみようか。 そう考えたのは,資金繰りに目処が付いた年始ごろ,福岡へ向かう航空便が花巻から出ていることを

    • 【Traveling】令0603〈06.諫早〉

      1.新駅〈諫早駅周辺〉 〈13. 3月3日 12:56~13:30 JR大村線 区間快速シーサイドライナー 長崎行き(千綿~諫早)〉 大村湾と別れ大村の市街地を抜けると,列車は諫早に到着した。 駅名標の表面に光沢を認めた。きれいな駅。 さて,どんな街なんだろうか。改札へ向かう。 初めての土地でのこの動きがたまらなく好き。何回でもできる。 改札を出る。 立派な橋上駅舎。山形駅をコンパクトにした感じに見えた。 ミスド入ってるの,いいな。 東口の方へ向かうとガラス張りにな

      • 【Traveling】令0603〈05.千綿駅〉

        11時56分,長崎行きの列車からホームに降り立った。 あー,行っちゃった。 雲間からわずかに青空の覗く大村湾。 とても穏やかな水面。 湾口はかなり狭く,地図上で見るとほぼ湖のような閉鎖的な海域である。 佐世保方面を向くと見える岸は,片島と大崎半島の出っ張り? 何れにしても向こう岸が明瞭に見通せるので,前述の通り湖のような感覚になる。 海岸線に沿ったホームが描く緩やかなカーブ。 駅舎内へ。 レトロな趣きの木造駅舎。 見た目とは裏腹に1993年に出来た平成生まれの建物

        • 【Traveling】令0603〈04.佐世保〉

          1.朝焼け〈リレーかもめ〉 午前6時18分,博多駅。 まだ暗いうちに宿を出発して,駅までやってきた。 日中はあれほどごった返しているこの大ターミナルも,早朝はこの閑静な佇まい。 改札を通る。 2日目の入鋏は博多駅北改札口。 3番ホームに上り,乗車するのは「リレーかもめ」3号。 先日開業した西九州新幹線に武雄温泉駅で接続する。 行程と宿の都合により急遽課金となったが,九州の特急に乗れるのならば万々歳だと思った。 自由席車両に入る。 流石に6時半はガラガラだった。右側の窓

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        【Traveling】令0603〈01.緯度を下げる〉

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        • 令和0603旅行
          6本

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          【Traveling】令0603〈03.中洲,天神〉

          1.歓楽街〈中洲〉 博多川を渡り,那珂川に挟まれた文字通り「中洲」へと入る。 「中洲」交差点から北側。 この筋は「中洲中央通り」で,この「明治通り」から「昭和通り」へと繋がる。 明治通りより北側は,それほど歓楽街色は濃くないようである。 「中洲中央通り」を南方へ入る。 ああぁぁぁ。カンラクカンラクしてきている。すごい。 西日本一の歓楽街として名高い福岡・中洲。 新宿・歌舞伎町,札幌・すすきのと並ぶ「日本三大歓楽街」として括られることもある。 夕方ともなると,夜の街で

          【Traveling】令0603〈03.中洲,天神〉

          【Traveling】令0603〈02.福岡空港,博多〉

          1.着陸〈福岡空港〉 あれは……長門市の西のほう,,,,, ………………見島…? すっかり景色を楽しむ余裕が出てきた。 永らく日本海の上を飛行していたが,少しずつ陸地が見えるようになり,形から場所を特定しようと試みていた。 次第に高度が下がり出した。海面の波模様が少しずつ鮮明になってゆく。 近づく「福岡」を感じ取り,前途に思いを馳せる。 機体は大きく旋回し,西方に沈む夕陽が海に照りつける。金色のリフレクション。 その下に見える楕円形の島は,おそらく玄界島,これは…能古

          【Traveling】令0603〈02.福岡空港,博多〉

          【Exploring】千厩(岩手県東磐井郡)

          2023年8月18日(金) 一ノ関から大船渡線に乗り換えた。 この日は八戸からずっと鈍行で、既に遠野に行ってきた。 今の今までロングシートの、しかもギラギラ照りつける日なたの側に座っていたからか、ボックスシートのディーゼルカーは気持ち的にも身体的にも楽だ。 これで東磐井の郡都・千厩まで向かう。 摺沢で行き違いのため少し待つ。 向かいの席の夫婦は、摺沢だの千厩だの、地元の話が尽きずに続いている。何処で降りるのだろう。 「我田引鉄」の象徴的存在として語られることも多かった大船

          【Exploring】千厩(岩手県東磐井郡)

          上摩県資料集

          上摩県の資料集置き場 設定を共有することで郷土うわまの理解の一助とします。 ※突然変わったりします。 ※以下の記述は現実に存在する地名・人物・団体等とは関係ありません。 上摩県(うわまけん)は、日前(*1)の東陸地方(*2)に位置する県。県庁所在地は幡岡市。 [注1]日前…「にぜん」または「にっせん」。上摩県と東陸地方が属する議会制民主主義国家。首都は新京、第二都市は洲阪。弧状列島により構成される島国で、山がちな地形。国民の大半を日前人が占め、事実上の公用語は日前語。人口

          上摩県資料集

          【Exploring】川越(埼玉県入間郡)

          2023年3月6日(月) 所沢から西武新宿線に乗り川越へ向かう。月曜昼過ぎの車内はとても空いていて、途中駅でも降車客が数人いる程度だった。 埼玉まで来ると、車窓から長閑な耕地が顔を覗かせることが多くなってくる。 都心を廻った昨日はコンクリートで固められた地面しか目にしていなかったから、土を見ると落ち着いた気分になる。 西武鉄道本川越駅で降車。川越中心部の3駅では最も古い駅。 JR川越線・東武東上線に交わる形で川越市の中心繁華街・クレアモールの西側に位置する。 「蔵のまち口」

          【Exploring】川越(埼玉県入間郡)

          【岩手路へ至る】岩手県道30号葛巻日影線 吉ヶ沢側末端

          突如始まってしまったnote。 「岩手路へ至る」シリーズでは、訪問した岩手の道路を紹介していきたい。 筆者が八戸在住のため、県北が主になる可能性が高そうだ。 今回紹介するのは、「岩手県道30号 葛巻日影線」。 0 概説岩手県道30号葛巻日影線は、八幡平市日影から一戸町奥中山を経由して葛巻町葛巻に至る、実延長41.9kmの主要地方道である。 前身は、1959年に認定された「県道黒森奥中山停車場線」と「県道日影奥中山停車場線」であり、奥中山駅(現在の奥中山高原駅)から東西に

          【岩手路へ至る】岩手県道30号葛巻日影線 吉ヶ沢側末端