シミ取りはじめました
年末に始めた事。
マスク生活もモヤモヤと終焉を迎え、
会社でもそれ以外でも、通院時以外はマスク不要な時間が多くなってきた。
久しぶりにまじまじと見つめた自分の顔。
何だか目の下あたりにモヤモヤとした薄暗い雲のような、何かがある。
これはもしや、シミ、というやつか?
何だか、愕然とした。
そりゃ、私も年相応だと思えば、顔にシミのひとつやふたつあったとて、おかしくはない。
けれど、実際に自分の顔面に存在するか否かでは話が違う。
どうも、マスクのワイヤ部分や端っこの部分が当たるところに集中しているようだ。
毎日の刺激が原因となったのか…
このモヤモヤに気付いたのは夏の終わりだったが、
シミ取りをやるためには紫外線がもう少し弱くならないと出来ないらしい。
幸いにも、今年の年末年始はまとまった連休となる。
地元に最近進出してきた、大手美容外科に年末の予約を取った。
迎えた予約の日。
スッピンにメガネとマスク、何なら帽子まで被って美容外科へ。
私の顔を見た医師、
「シミではなくて『肝斑(かんぱん)』ですね!」
と高らかに告げる。
肝斑にはお望みのレーザーは当てられないため、
「ピコトーニング」
なる施術を勧められ、キレイに取れるなら、とそれに決める。
こんな流れ作業なのかーと思いつつ、
治療の説明があり、結局は契約することにしたが、
トーニングの前のやった方がいい施術、
トーニングの後にやった方が良い施術、
摂取した方が良い内服薬やサプリメントもあって、
結局は大幅に予算を超えた。
まあ、本体だけで済むわけないもんね。
分かってはいたけれど、
ぜーんぶすんでしまった後に追加が発生するよりはいいかな、とも思ったりする。
顔を洗ってください、と言われ、
顔を洗ったら担当の看護師の方が迎えにきてくれる。
カーテンで仕切られたブースがいくつも並ぶ施術室に案内され、施術の説明があり、顔面の写真を撮られた。
ベッドに仰向けになるように指示されると、いよいよ始まる。
最初はピーリングで顔表面の薄皮を取り除くそうだ。
5分間と言われたけれど、
ピリピリしてきたので少し早めに終わってもらう。
その後はいよいよトーニングの機械を当てられる。
噂では輪ゴムで弾かれるような感じで結構痛いらしい。
ドキドキしていると、
揚げ物の油が顔にはねる様な感じの痛みがした。
しかも、顔中。
てことは、こんなに反応する箇所が多いのか、と愕然とするが、仕方ない。
でも反応してるということは、効いているという事だろうと思い、何だか楽しい。
次は電気を使って有効成分を導入する施術だという。
電極を握ってと言われ、濡れガーゼを巻いた電極を渡されて、右手で握る。
その後に出力強さのチェックがあったが、
私は痛みには鈍いので、上げても上げてもあんまり感覚がなく、今日出来うる限りの最大出力でやってくれるそうだ。
確かに、鼻みたいに肉があんまりないところは
ビリビリとした電気ショックみたいな刺激があり、握っている右手もじんわりと痺れてくる。
面白いわーと思っているうちに本日の施術は終了。
見た目にはさっぱり変わらないけれど、
3回目くらいから効果を感じてくるのだという。
次回の予約もスムーズに取れ、
スッピンに加え、前髪が全開になってしまった私は
何となくコソコソと下を向きつつ、家に帰った。
初の美容外科、驚いたのは、男性と女性とほぼ半分の割合だった事。
男の人もこういう事、外見をよくするような事に関心があって、実際に行動に起こせる様な世の中になったんだなぁ。
何だか嬉しいような、困惑するような。