すかいらーくグループの現在がやばい…
みんな大好き「ガスト」のイメージが強いすかいらーくグループですが、最近の業績がやばい…ということで今回調査いたしました!
2024年第3四半期決算
早速業績のお話ですが、最新の決算がこちらです。
これはやばい…
全ての指標で前年同期比大幅増益となっており、業績好調です!
メニュー改定による粗利益率の改善や店舗段階での食材ロスの低減、部門横断の原価低減プロジェクトなどにより、直近肌で感じる食材の価格高騰の影響を抑制して利益を伸ばしているようでした。
次に決算で私が気になったポイントをまとめてみました。
①集客
売上が伸びたのはもちろん客数が増えたことにも要因があります。
コロナ禍で一時的に中止していたプロモーション系を直近再開し、しっかりと成果が出たようです。特に人気キャラクターコラボによるファミリー向け施策やチラシ、クーポン配信などデジタルとアナログを組み合わせて面で取りに行った結果が出たということでした。
確かに鬼滅の刃コラボやってました笑
②業態転換
すかいらーくグループでは「ガスト」の他に「バーミヤン」や「しゃぶ葉」など様々なブランドがありますが、それぞれターゲットが異なるため出店した後に、その場所で狙った客層を取れないことも多々あるそうです。
そういった場合に業態をガラッと変更し、その場所の消費行動に適した業態のレストランやカフェを開店することで売り上げを最大化する施策を行いました。
画像の通りで、しゃぶ葉、むさしの森珈琲、とんから亭は10件以上も業態転換を実施しています。
私は3ヶ月前に初めてしゃぶ葉に行ったんですが、めちゃくちゃ美味しくて今月も行きました笑
③M&A
私の勝手なイメージですかいらーくはオリジナルブランドばかりの飲食店と思っていたのですが、直近M&Aでの展開もやっているようで2024年10月に株式会社資さん(資さんうどん)を子会社化したみたいです。
私は東日本の出身なので資さんうどんを存じ上げなかったのですが、関西ではかなりの店舗数展開されているうどん屋さんとのことで今度行ってみたいです。
うどんだとマル亀製麺が最強のイメージなのでこのすかいらーくパワーがどこまでいくか楽しみです。
すかいらーくグループのやばさ
ここからは個人的な感想になるのですが、私はすかいらーくグループが近代の飲食店のあるべき姿なのではないかと思っています。
理由は2点で、
①メニューが高すぎず安すぎないこと
昔はもっと安かった気がすると思ったこともあったんですが、「味が良くて提供が早い」が全てのブランドで統一されていると思います。
②客観的にオペレーションが神
入店から退店までに発生するイベントが全て自己完結するんですよね。
入店→注文→食事→決済→退店の流れの中に無駄な時間がないんです。
店員さんと会話するのは入店時の席誘導だけでそれ以降は自分でご飯をタブレットから注文して、食事をする。食べ終えたらタブレット内で決済してそのまま退店する。技術的にはできたけど導入ハードルが高そうなこのオペレーションを最適化して当たり前に導入するのはマジで素晴らしい。これこそ本当のDXと呼べるのではないでしょうか。
まとめ
私の主観混じりでしたがすかいらーくグループ最高ですね笑
飲食系の企業というよりオペレーションが上手な会社というイメージなので今後はM&Aしまくって、「日本の飲食チェーンほぼすかいらーくグループじゃん笑」という状態を目指して欲しいです!