「BtoB SaaS Designの宴 -プロダクトデザイナーが本音で語り尽くす夜」を開催しました
Shippio プロダクトデザインマネージャーの toofu__ です。
少し前になってしまいますが、5月20日(月)にクレジットエンジン・hokan・カミナシ・Nstock・Shippioの5社合同で「BtoB SaaS Designの宴 -プロダクトデザイナーが本音で語り尽くす夜」という題のトークイベントを開催しました。
BtoBのプロダクトデザインをしていると「他の会社のデザインの具体的な話を聞くことが少ない」と感じることがあります。デザイナーのイベントも数多く開かれていますが、そこでも実際の設計タスクについての話などがされるのはあまり多くありません。
デザイン批評はそのドメインに対する深い理解を前提とするため、その知識を共有していない社外の人と行うにはハードルが高いと思われがちなのではないでしょうか。
もちろん機密にかかわるものもあります。そもそも実際のUIを目にすることも、そのプロダクトが対象とする業界で働いていないとなかなかありません。
ですが本来、プロダクトデザイン、特にBtoBのプロダクトデザインの醍醐味のひとつは「業務理解を課題の解決法を考え、それをいかにプロダクトのUIに落とし込むか」だと考えています。そういった話をするには、ドメインそれ自体を深ぼっていくことは避けられません。なので、「ドメインの話を思いっきり交えながらデザインについて話す」というイベントを企画しました。
と言いつつ、大元の目的はもちろん、デザイナー採用市場における認知の獲得です。
やりました
という考えのもと、冒頭に紹介したクレジットエンジン・hokan・カミナシ・Nstockの4社と合同でパネルディスカッションメインのイベントを開催しました。
5社が一度にディスカッションするとひとつのテーマを深く話せなさそうなので、「クレジットエンジン&hokan」「カミナシ&Shippio」の2パートに分けて行いました。(Nstock さんはモデレーターに回ってくださることになりました、ありがとうございました。)
Shippioは、「リアルなモノやオペレーションに関わるSaaS」という共通項でカミナシさんとのパネルディスカッションをさせていただきました。主なテーマはこんな感じでした。
事業フェーズごとの設計の変遷
リアルなモノとソフトウェアの整合性
プロダクトデザイン成果の評価
特に「リアルなモノとソフトウェアの整合性」では、Shippioプロダクトのメインオブジェクトである「シップメント(雑に言うと「運ばれている貨物」)」の簡単な説明から、それが国際輸送の過程でどう形を変えていくのか、それをどうUIに落とし込むのかといった話をさせていただきました。
その一方で、カミナシ 三澤さんの「紙でできない価値を作り出す、というデザイン原則を掲げて、リアルをただ置き換えるだけではない体験をつくる意識をしている」という話にシビレてしまいました。当たり前ですけど整合性をとるだけがデザインではないですね。
ありがたいことに感想や実況をつぶやいてくれていた人がいたので、どんな話がされていたのか知りたい人は X の #SaaSDesignUtage を見てみてください!
他にも話してくれる人たち、募集
40分のパネルディスカッション * 2 で間が保つのだろうかという不安がありましたが、 Nstock ウエタニさんのファシリテーションの妙もあり、むしろ喋りたりないくらいな感じになりました。事後アンケートでも「もっとガチガチに設計の話を聞きたい」「大変だった話をもっと踏み込んで聞きたい」などの声をいただきました。こういうテーマで話せるイベントをもっとできたらいいですね。
と同時に、他の会社のリアルなデザイン話も聞きたいので、「喋りたい!」という人がいたらぜひおしえてください!(「BtoB SaaS Designの宴」自体の次回予定は未定ですが、やっていきたさ…)
さいごに
というわけで、 Shippioではモノを取り扱いつつ、デジタルだからこそ提供できる価値を一緒に追求していくプロダクトデザイナーの仲間を募集しています。興味がある方はカジュアル面談などぜひお声がけください!
採用情報: https://recruit.shippio.io/