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事業の羅針盤となるべく、Shippioのマーケティング組織が目指す姿

はじめに

こんにちは。ShippioのMarketing Managerの真畑(@m_hikkaru)と申します。
私の自己紹介については以前執筆したnoteで詳しく紹介していますので、ぜひご覧いただけたらと思います。

クラウドの最前線で戦っていた私が、貿易テックスタートアップのShippioに入社した理由|株式会社Shippio

この記事では、Shippio の事業内容や独自性、そして、マーケティングチームが目指す方向性についてお伝えします。

1. Shippioの事業の特長:オペレーションサービスとSaaSの掛け合わせ

Shippioが提供するサービスは主に二つのソリューションとなります。

1つ目はデジタルフォワーディングと呼ばれるもので、弊社のオペレーションチームがフォワーディングサービスをデジタル上で提供し、お客様はクラウドサービスを活用しながらご利用頂く新しい形のソリューションです。

デジタルフォワーダーについての詳細は👉

2つ目は、弊社フォワーダーサービスは利用せず、サプライチェーン全体を可視化するためのSaaSソリューション「Any Cargo」です。
Shippioのサービスはこれまで世の中になかった新しいカテゴリーのサービスとなります。デジタルとは無縁だった伝統的な国際物流業界で、どのようにしてターゲットである荷主企業(製造業・商社)様に具体的な価値を提供できるか、それは非常に高度な戦略と実行力が求められるミッションです。難易度は高いかもしれませんが、それこそが、マーケティングチームとしての腕の見せ所だと思っています。
難易度が高い理由は3つあり、全てはターゲティングの精度に関連します。

  • お客様のWEBサイトや企業データベースを見てもお客様が輸出入をしているか分からない

  • 輸出入をしていてもコンテナ船で運ばれているか分からない

  • ターゲティングの変数として貨物・職種・業種・航路と様々な要素がある

このターゲティングの壁を乗り越えるために愚直に日々ABテストを行なっています。
そして、どんな貨物がいつどれくらい運ばれるのか?それを取り扱っているステークスホルダーは誰なのか?をミクロな観点で分析するのに加えて、世界の政情や天災などに影響を受けやすい市場動向をマクロの視点で分析しています。
そのため、様々な業界のサプライチェーンや、貿易業務の解像度を上げる必要がありますが、それが、ビジネスや経済全体を理解する企業な機会にもなります。
日本は貿易大国であり、Shippioが推進する国際物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)は、荷主企業様の生産性や競争力を高め、日本全体の産業競争力向上にも寄与する可能性を秘めています。

Shippio's Compass:ビジネスの羅針盤として

今期のマーケティングチームテーマ

ここからは、今期のマーケティングチームが果たす役割についてご紹介していきます。
今期のマーケティングチームのテーマは「Shippio's Compass」です。
過去の大航海時代に、船乗りたちが未知の海を航行する際に必要不可欠だったのが羅針盤(=コンパス)です。このコンパスが航海者に方向を示し、大航海時代を切り開く重要な役割を果たしました。このような機能を、現代のビジネス環境においてはマーケティング組織が担っていると私たちは考えています。
不確かな事業環境においても、マーケティングは事業や顧客の動きを正確に読み取り、信頼できる指針として作用します。Shippioのマーケティングチームも、その役割を果たすべく、今期は4つの要素に注力しています。

1. データ基盤を構築して爆速PDCA

今期初めにMarketing Automation をMarketo へ移行しました。リード獲得に繋がった1stタッチ、商談獲得に繋がったラストタッチだけの施策評価から、その過程のリードナーチャリングにも貢献した施策評価(アトリビューション分析)を可能にし、マーケティング施策のより多角的な分析を実現するためです。
データドリブンな戦略を採用し、爆速でPDCAサイクルを回します。これによって市場の変動や顧客のニーズに素早く適応し、対応する事を目指しています。

2. Creativeの細部までこだわり、Shippioのストーリーを伝える

過去数十年に渡って大きな変革がなかった国際物流業界をIndusty Transformationするべく、Shippioは挑戦を続けています。その変革へ挑むShippioのストーリーを、よりわかりやすいメッセージやデザインを通してお客様に伝えることが必要です。マーケティングチームのメンバーがそれぞれ手を動かし、細部までこだわり抜くことで、Shippioのブランド価値を高めるアウトプットを世に出し続けます。

3. 顧客一人一人の声を聞き、Engagement Marketingを実践

マーケティングの成果は、徹底した顧客理解が土台となります。お客様一人一人の声をしっかりと聞いて、お客様のニーズに応えるコンテンツを作成しながら、マーケティング活動を展開します。これにより、顧客エンゲージメントを高め、新規商談の獲得や、既存顧客のロイヤルカスタマー化に貢献します。

4. グローバル標準のOperation Modelの構築

日本のBtoBマーケティングは海外に比べると数年単位で遅れていると言われることがあります。テクノロジーへの理解、活用度の違いが大きな要因であると思っています。私自身、前職は外資系企業に所属しており、その違いは身にしみて感じております。Shippioでは前出のMarketoや、ターゲティングの精度向上のためにFORCASを活用したりと、必要なテクノロジー投資を惜しみません。より効果的・効率的なオペレーションモデルを構築することで、生産性を大幅に向上させ、最大の成果を出す仕組みづくりにもコミットしていきます。

最後に

マーケティングは、ビジネスのグロースにおいて不可欠なドライバーです。Shippioでは、テクノロジーを駆使し、顧客中心の戦略でその役割を果たしていきます。
ここまでに記載した内容は、まだまだ途中段階でまだまだ組織としても課題は山積みなのですが、我々マーケティングチームは、事業の成長のための信頼できる「羅針盤」を目指しています。

そんなShippioのマーケティングチームでは、一緒に日本経済の根幹である貿易業界の未来を切り拓く仲間を募集しています!少しでも興味を持っって頂いた方は、X(旧Twitter) @m_hikkaruやyoutrustなどからお気軽にご連絡ください!


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