「ECの悩みをもっと埋めて、シッピーノを大きな存在にしたい」スタッフインタビュー|開発マネージャー 福井さん
こんにちは。シッピーノ代表の中島です。
シッピーノでは2022年6月現在、アプリをさらに強化していくために開発メンバーを探しています。
ただ、そこで働いている人の人柄って、募集に反応する前に必ず気になりますよね。
そこで!
シッピーノの開発チームのメンバーを!
少しずつ!紹介していくことにしました!!!
初回は開発チーム・マネージャーの福井さん。その半生とシッピーノとの出会いに迫ります。
ゲーム好きな少年がITと出会うまで
小学生〜中学生の頃の福井さんはどんな少年でしたか?
福井さん:
ゲームが好きでした。「ストリートファイター」や「侍スピリッツ」をスーパーファミコンでプレイしていました。
将来の夢は料理人で、男は一人だけなのに料理クラブに入っていましたよ。
母子家庭だったので、母親に美味しいごはんを食べさせたかったんです。
今エンジニアとして働いているのは、ゲームに関心を持ったから…とかですかね?
福井さん:
ゲームの影響ではなく、高校生の時にパソコンを買ったことがきっかけです。
元々あまり家から出たくないタイプだったので、パソコンをいじるのは性に合っていました。
(※2022年6月時点も、シッピーノは家から出たくないエンジニアに優しく、リモートで運営しています。)
ただ、当時は現在の意味での「エンジニア」というものがあまり有名ではなくて、それが仕事になるなんて考えてもいませんでした。結局、高校3年間が終わる頃に、特になりたいものも無かったので、大学に通う選択はせずに一度フリーターになりました。
「折り合い」の中で見つけたプログラミングという仕事
その後プログラミングという仕事を見つけた経緯を教えてください。
福井さん:
フリーターを1〜2年ほど続けて20歳になったころ、そろそろ何かせなアカン!と思って、仕事を探しはじめたんですね。
その時、パソコンが好きだったことを思い出して、何か近いことができないかなと。アニメも好きだったので、専門学校に入学して3DCGを学びはじめました。
その後、有名なアニメを手がける制作会社に業務委託として入社しました。
アニメのスタッフロールに名前が載ることもありました。
その時の母の喜び方はすごかったです。
アニメとパソコンが好きであれば夢の仕事ですね!達成感もあったと思うのですが、その後アニメの世界を離れることになったのは何故でしょう?
福井さん:
今でも指摘されていますが、アニメの仕事は本当にお給料が安いんです…。
当時も同じ状況で、フリーターとして働いた方がお給料がずっと稼げたくらいです。
それでまたフリーターに戻って3年くらい過ごしました。
3年ほどフリーター生活を送った後は、アニメ制作でお給料が安かった反動で、ゴリゴリの営業になりました。
まだプログラミングと出会わないんですね。営業と言っても様々ですが、福井さんはどんな営業を行っていましたか?
福井さん:
営業の会社ではYahoo!BBの販売を行っていました。
各ケータイショップに行って店員さんに販売指導を行ったり、自分が担当する販売代理店の売上が伸びるように、代理店の社長さんにインセンティブ設計の提案をしたり…。
営業として社内の成績上位になって金一封を貰うこともあったのですが、結局スーツと外回りは性に合わないなと思いました。
これまで「やりたいこと」ではお金がついてこず、「稼げること」では性に合わなかったので、両者を折衷できる仕事を探しました。
「パソコンに触れて」「まぁまぁ給料が良い」ということです。
そこで調べていく中で、プログラミングを初めて知ったんです。
今では信じられないですね!福井さんが今の若者だったら、まず最初にプログラミングを思いつくと思います。
福井さん:
まだ黎明期でしたからね。
そのため、求人も「未経験OK!」みたいなところが多かったです。
今でいうところのSESの企業に就職しました。研修をしっかり行ってくれるはずだったのですが、3カ月くらいですぐに現場に出されるようになりました。
中島:それは今もあるあるですね…。
受託開発を通じてエンジニアとしての力を鍛える日々
SESの仕事はどれくらい続けましたか?
福井さん:
同じ会社にいたわけではないですが、通算して6年SESに在籍していました。
SESで働いている時の雇用形態は契約社員でしたし、スキルが伸びるわけでもなく課題感を持っていました。結婚を機に正社員になろうと思い、ラジオ局の子会社で、放送で使うコンテンツの制作やメディア系企業からの受託開発を行う企業に転職しました。
2年半ほど働いた後、SES時代に派遣されていた企業から、正社員として誘われました。その企業の上司はSES時代に派遣されていた時と、正社員として入社してくれた時の2回にわたって面倒を見てくれました。私を自由に働かせてくれて、ミスがあれば責任を取ってくれる方でした。
全く別業種からキャリアをスタートさせていて、転職も少なくなかった自分にとって、大恩人と呼べる人です。そういう、人を育てることに意欲的な方と出会えたことは非常にラッキーでしたし、自分もそういう存在になりたいです。
シッピーノに入社して「エンドユーザー」に対する考え方が変わった
ここまでのキャリアは受託がメインですね。そんな中で、シッピーノとの出会いはどこだったのでしょう?
福井さん:
SES・受託で色々な業務を経験したので、復習がてらプログラミング学習サービスを使っていました。そのサービスが企業とエンジニアのマッチングも行っており、それでシッピーノを知ることになります。
1つのプロダクトを追及できるという意味で、自社サービスの開発に興味を持ちました。
実際にシッピーノに入社して、エンドユーザーに対する意識は変わりましたか?
福井さん:
変わりました。エンドユーザーに対する責任を感じるようになりましたし、プロダクトはもっと良くできるんだと思って仕事をするようになりました。
どうしても受託開発だと要件に沿って開発できたらプロジェクトが終わるので、その先のユーザーのことを考えたり、プロダクトをもっと良くしていくことが経験できないのです。
シッピーノというプロダクトに向き合うことで、エンジニアとしてのキャリアで初めてエンドユーザーを意識するようになりました。
シッピーノで大変だったことは何ですか?
福井さん:
実は、シッピーノをローンチした際のアプリケーションの構造は、現行のシッピーノとかなり異なっていました。そこから今の構造に変える際のプロジェクトは大変な仕事でしたねぇ…。
今のシッピーノは1つのアプリでShopifyとロジザードZEROの連携も楽天市場とFBAの連携もできますが、元々は別々のアプリを使う必要がありました。
これでは保守開発の工数も掛かりすぎますし、何よりも1人のユーザーが複数の店舗を運営している場合に管理画面を複数開く必要があり、ユーザービリティが良くなかったのです。
そこで全ての連携パターンが1つのアプリケーションにまとまることを目指しました。
他のリードエンジニアにもプロジェクトに入ってもらって相談しながら進めたのですが、アーキテクチャの話になってくるとメンバーレベルのアプリケーションエンジニアだと完璧に理解するのが難しかったりもします。
上手く翻訳してメンバーにタスクを渡してプロジェクトを進める中で、マネージャーとしてチームを引っ張っていく難しさを実感しました。
逆に、受託開発ではこのように全体の方向性決めからチームへの伝達まで担ってプロダクトを改良していく経験が無かったので、自社サービスならではのチャレンジになったと思います。
中島:大変でもあり、成長できるチャレンジでもあったということですね。
もっと多くの課題を解決するサービスにしたい。そのために、福井さんが目指すエンジニア像。
それでは、シッピーノを今後どんなプロダクトにしていきたいですか?
福井さん:
ECのショップさんには、まだシッピーノが埋められていない課題があります。もっと多くの課題を埋めていって、シッピーノをより大きな存在にしていきたいです。
また、シッピーノがそのようなプロダクトへと成長していくためには、私としては今よりも広い領域を束ねないといけないと考えています。ちょうど今、セキュリティ面やインフラ面の強化に取り組んでいるため、その領域のプロフェッショナルと協働しているのですが、このような動きをより広い領域で行えると良いですね。
私自身でプロダクトが成長するために必要なことを決め、指揮を取っていく必要があります。プロダクト全体に責任をもつエンジニアへと変わっていきたいです。
編集後記&シッピーノは開発メンバーを募集中です!
初めて福井さんの経歴をお聞きしたので、その波乱万丈っぷりにひっくり返りながらこのnoteを書きました。
ひっくり返りながらでも意外とタイピングってできるんですね。
福井さんは普段温厚な方ですが、様々な回り道や苦労があったからこその、お人柄なのかもしれません。
そんな福井さんがいる開発チームでは、シッピーノというプロダクトを一緒に磨いていくメンバーを募集中です。
フリーランスの方を対象にしていますが、正社員での転職を希望されている方も、ぜひお気軽にお話しに来てください!
※ご応募いただいた後は、ご経歴からシッピーノの与件と合致しそうな場合に折り返しのご連絡を差し上げております。