映画『ジャージーボーイズ』を見てー結局頑張っている男の人が一番格好良い
先日、「ジャージーボーイズ」を早稲田松竹でみて来た。
昔飛行機で見たことがあったから、ストーリーは分かってたけど
映画をみた帰り道、大きなスクリーンで見ることができた満足感から
上機嫌に「シェーエリー」とくちずさんでしまった。
なんて面白いんだろう。全人類にみてほしい。
目新しい演出に加え、メインの4人の性格はそれぞれ魅力的で人によって好みが別れそうなのも良いし、
なんといってもミュージカル仕込みの生の歌声はたまらなく鳥肌がたった。
で、映画の面白さをポロポロと書こうと思ったのだけれど、
もっと単純に言うと
男四人が必死に音楽に立ち向かっていく姿が
確執のある四人がそれでも声を合わせて
目の前のお客さん達に向かって必死に一緒に歌う姿が
もう格別にカッコイイから泣ける。
それにつきるんじゃないかと思えてきた。
誰かが死んでしまって悲しいとか、気持ちが届かなくて悲しいとか
ハッピーエンドで嬉しくて泣けちゃう・・・とかいう泣けるではない
新種のじわじわとした嬉し涙みたいなものがこみあげてくる映画だった。
見ていて悲しいとかの気持ち以外でここまで泣けるのは
男の人が主人公だったからではないかと、思う。
女の人たちだと(主観でしかないけれど)
例えば奥田英郎が原作の「ガール」を例にすると、、、
あの映画は彼女達の内面に迫ることで感動が生まれる。
表面にある各々の仕事の成果というよりも、
それぞれの身の上の変化を受け止めて変わっていく過程にポイントがあるのだと思う。
女の人が出てくるお話は、内面の機微にテーマが向かうし
女の人にとってはそこに共感できるかが大事だったりもする。
まあ極端な話だし、なんとなくなのだけれど・・・
それに対してこのジャージーボーイズは
個人の感性を深堀して感情移入していくというより、
様々な感情や事情を抱えながら、性格の違う4人が
音楽を楽しみ、成功を目指して、たどり着いた
「結果」「到着地点」というところに、ポイントがあって
それがこの感動をもたらしてる、そんな気がする。
温度差はあれど、この4Seasonsの4人は
嘘や建前を抜きにして自分の目指す形を追っている。
その実直な姿が、たまらない。たまらなく、かっこいい。
色々言ってみたけど、気づいた。
かっこいいんだ。男の人が目的にむかって必死になっている姿が。
#映画
#ジャージーボーイズ
#JerseyBoys
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