【おはなし】いっしょに
りすのお母さんと子どもはいつもなかよし。
ごはんを食べるのも、おさんぽもいつもいっしょ。
りすの子「お母さん、おおかみさんがこっちみてる」
りすの母「そうね。こんにちはしようか」
りすの子「うん!おおかみさん、こんにちは!」
ぎん色のおおかみは聞こえなかったのか、
だまってよこを向いて、ゆっくりとあるいていきました。
りすの子「おおかみさん、聞こえなかったのかな?」
りすの母「そうね。とおかったかもしれないね。あいさつじょうずだったね」
ほめられたりすの子はうれしそうに笑いました。
となりでいっしょに笑ってるお母さんが大好きで、
ゆっくり”ぎゅう”してくれたのがうれしくて、
おおかみのことはすっかりわすれてしまいました。
🌞
つぎの日も、りすの子はおおかみをみかけました。
きょうは、子どものおおかみといっしょでした。
りすの子「おおかみさん、子どものおおかみさん、こんにちは!」
きょうもりすの子はげんきにあいさつをしました。
きょうはおへんじがかえってくるかな?とすこしわくわくしながら。
おおかみの子「こんにちは!」
りすの子とおなじぐらいげんきなおへんじです。
りすの子「おへんじありがとう!」
おおかみの子「きのうもここにいた子?」
りすの子「そうだよ!きのうもあいさつしたんだ。」
おおかみの子はおとなのおおかみに、ゆっくりうなずきました。
おおかみの子「お母さんは聞こえないし、話せないんだ。」
りすの子はびっくりしました。
りすの子「お母さんとどうやっておはなしをするの?」
おおかみの子「ないしょ!」
うれしそうにいうおおかみの子をみてたら、
りすの子もうれしくなりました。
りすの母「ふたりはとってもなかよしなのね」
りすのおかあさんがにこにこしていいました。
おおかみの子「うん!ぼくがかわりに聞いて、はなすんだ」
りすの母「たすけあってるのね。すてきだわ」
おおかみの子がうれしそうにわらいました。
おおかみの子はお母さんとうなずいたり、ほっぺをくっつけたりしました。
おおかみの子「おかあさんが”ありがとう”って。」
きらきらな目でみていたりすの子は、
おおかみの子とあそびたくなりました。
りすの子「ねぇ、かくれんぼしない?」
おおかみの子「うん!あ、でもお母さんが」
おおかみの子はこまりました。
かくれんぼはたのしそうだけど、
お母さんのかわりができなくなります。
りすの母「だいじょうぶ。お母さんたちはここでみてるから。」
おおかみの子「ぼくがいないとおはなしできないよ。」
かなしそうなおおかみの子に、
りすのお母さんはいいました。
りすの母「おはなしできなくてもだいじょうぶよ。たのしそうなあなたたちをみれたら、お母さんたちはうれしいの。」
りすの子「どうして?」
りすの母「だいすきだからよ。」
おおかみの子はお母さんといろいろおはなししているようすです。
さいごにおおかみのお母さんはゆっくりとうなずきました。
おおかみの子「いっしょにあそんでおいでだって。」
りすの子「わーい!じゃぁ、ぼくがかくれるね!」
かわいい子どもたちのかくれんぼは、とってもたのしそう。
こんどはおおかみの子がかくれることになりました。
お母さんたちは、子どもたちのかくれんぼをいっしょにみていました。
たまに目をあわせてにっこりうなずきあって、
お母さんたちもたのしそうでした。
いじょう、げんばのたぬきがお伝えしました(*- -)(*_ _)ペコリ
ふと森を舞台にしたお話をつくりたくなりました。
めっちゃシニカルなテーマの話を予定していたのに、
出てきたのはほっこりな話でしたΣ(・ω・ノ)ノ!
りすとおおかみがいっしょに遊んでもいいやん。
聞こえなくても聞こえても子どもを好きな気持ちはいっしょやし、
楽しそうな様子をみてると楽しい気持ちになれるんだよ。
なんて感じのことを気がつけば書いてました。
ふふっ、まぁいっか!( *´艸`)
子どもたちは、受験の山をひとつ乗り越えました。
次もあるのでまだ落ち着かないですが、
わくわくとドキドキとハラハラする日々も
ちゃっかり味わって生きたいです(*'ω'*)
元日から10年以上ぶりに日記を始めました✨
ほんの数行のメモに近い内容なので負担は少ないです。
気負わずに続けて行けたら良いなぁ💕
体調を崩しやすい季節ですが、
お互いに無理せずに乗り越えてまいりましょ~(*'▽')ノ