おばちゃんがキックボクシングジムへ行った話
2年前、私は「絶対無理だと思うことをやってみよう」という企画を自分で立てました。妄想手帖®︎を書きながら、1人で計画し、1人で実行したチャレンジです。その時に選んだのが、ドラムとキックボクシングでした。
ドラムは、かつてYAMAHAでエレクトーンを教えていた経験があり、なんとなく想像はできました。1年間レッスンに通い、目標だった椎名林檎の「正しい街」を叩けるようになった時点で満足し、辞めました。
それより新鮮だったのが「キックボクシング」でした。
私がキックボクシングを選んだ理由は単純です。「痩せたい」「運動不足の解消」。そして、人を殴ったことも殴られたこともない人生だったので、「私が人を殴っていたら、なんか面白いかも」という興味本位からでした。
選んだジムは(あとで知ったのですが)、プロ選手も所属する本格的な場所でした。入会の決め手は「キックで腹を凹ませろ」というキャッチコピーと、女性会員が4割という話。でも、実際通い始めてみると、トレーニングは完全にスパルタ。(少なくとも、運動経験ゼロの私にとっては。)厳しいメニューについていけず、結局辞めることになりました。 (良いジムなので、皆さんは入ってください!)
しかし、収穫はたくさんありました。プロ選手たちと交流し、1ミリも興味のなかった←キックボクシングの試合を観戦するようになり、格闘技の魅力に気づかされたのです。特に、プロアスリートのメンタルの強さには尊敬しかありません。
私が「イケメン先生」と呼んでいる伊東龍也選手。ケガをしていた時期もあり、どんなメンタルで日々を重ねていたのか、私には想像が出来なかったです。そこからの復帰。そして、昨日の勝利。
(伊東選手は、強いだけでなく、「観ている人が楽しめているか」を常に意識している選手で、物事を多角的に見れる頭の良さと優しさを感じます。偉そうにゴメン)
私は完全に素人ですが、素人目にも、逃げ回ったり抱きついたりしているだけの試合はつまらないのです。私が見たいのは「気迫」です。
逆転判定勝ち!3ラウンド目、激アツでした。
その「気迫」とは、生き様そのものです。以前に、安彦考真選手の試合を観たときも、まさにその「気迫」に圧倒され、一気にファンになりました。 (その試合は負けたけど、勝ち負けではないんだ!と強く思いました。印象に残る一戦です。)
スポーツとは全く縁のない、引きこもり陰キャオタクの私ですが、キックボクシングを通して知らなかった生き様を覗き見ることができました。そして、少なからずとも、その影響を享受させてもらっています。私が困難に直面したとき、選手たちを思い出して、奥歯を噛み締め、乗り越えることもあります。ありがとうございます。
「未知の世界を覗く」のは、いくつになっても遅くありません。気になっていることがあれば、ぜひ一歩踏み出してみてください。私のようなおばちゃんにも、そこには新しい発見がありました。
サエコ
p.s.48歳「おばちゃん」と書きましたが、卑下してるわけではなく、事実を書いたまでです笑