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イーロン・マスクが効率化したいもの
イーロン・マスクが米政府の効率化を目的とした省庁(政府効率化省)の長官に就任する可能性が話題となっている。(イーロン・マスク氏ら 米政府の支出削減検討組織トップに)彼のXのポストからは、法律を自然言語で記述された「ソースコード」と捉え、それをリファクタリング(整理・再構築)しようとする意図が伺える。具体的には、連邦法や税法の膨大なページ数に注目し、それらのコードが複雑化しすぎている点を問題視しているようだ。
例えば、1950年代には2万ページだった連邦規約が現在では18万ページにもなっている。イーロン・マスクはその投稿に対して、規制によって窒息すると表現している。
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法律の複雑化と技術的負債
現代の法律は「技術的負債」とも言える状態に陥っている可能性がある。技術的負債とは、プログラム開発に関するの用語で、プログラマーの間では、システムが複雑化することで保守が困難になる現象としてよく知られている。法律も同様で、変更が難しくなり、新たな社会の要件に柔軟に対応できなくなる恐れがある。
例えば、アメリカの連邦税法は現在1000万ワードを超え、1950年代の約150万ワードと比較しても異常な増加を見せている。この増加は法律を改訂しづらくする要因となっており、将来的には理解不能な規模に達する懸念もある。
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また、マスク氏が就任予定の政府効率化省のアカウントでも同種の投稿をしている。
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