
親の期待に応えて生きて来たのかも?と思ったら読んでみるやつ。
忘れられない言葉ってありませんか?
「お母さんがあんな言い方するのか、
私には理解できない」
涙を流しながらそんな風に言われました。
その言葉が忘れられません。
昔、お付き合いしていた彼女に言われました。
母が、どのように関わってきたのかということは、
母と子にとって、それが当たり前の世界です。
そこに違和感というものが生じることはありません。
母と子の世界の中に第三者が介入するということは
そんなに沢山あるわけではなく。
その一つの場面が、
自己理解に繋がるように思いました。
基本的に、人は親からどんな言葉をかけてこられたか
ということを軸にして、私ってこういうものだ
というように、私がどいう存在であるか。
ということを認識していきます。
わかりやすくいうと。
A君:いつも褒められてきた子供
B君:いつも怒られてきた子供
2人がいた時に、大人になってから、
どんな大人になっていくのかということが
全然違う結果になるということは想像できますよね。
僕はB君として育ちました。
B君の母は、B君にいつものように話します。
それを目の当たりにした、B君の彼女は泣きだします。
この時、始めて育ってきた家庭の異常性に気づきます。
もちろんアホではないので。
薄々気づいてました。
「ウチの親、何か変やぞ???」
だけど、小さな子供にとって親の存在は絶対的です。
子供は、親の保護がなければ生きていけません。
ウチの親、何か変だから、
・親から離れて生活しよう
・親から離れて暮らそう
・家出して何とか生きていこう
こういう風には思えないのはわかりますよね。
なので、薄々気づいてはいるものの。
「自分が悪いからこうなった」
というように、目の前の現実を受け入れるようになります。
それがいいとか、悪いとかではなくて。
そういう構造だということを話しています。
母の言葉に対して
僕にとっては当たり前の母の対応
彼女にとっては、かなり異常な母の対応
というように、同じ場面にいて
同じことを聞いていても、
それは全く違った認識になるということです。
自己理解が難しいというか。
専門家の手助けが必要な理由はこれです。
何かおかしいぞと
薄々感じていても、10年、20年と当たり前の
状況でくらしているのでそこに気づけない。
そもそも、それを解決しようという発想にならない。
確かに苦しいような気はするけれど、
でもそうやって生きてきたから。
などという理由を見つけて、
どんな風に感じてきたのか
どんな風に生きたいと思っているのか
そもそもそんなことも考えたこともないので
よくわからない。
というような状況になるということがあります。
それに、親がどのように関わってきたかという話を、
あなたは、何人に話したことがありますか?
彼女が泣いていたという話をするのは
始めてだと思います。
こんな話しってカッコ悪いし。
普通、誰にも話さない。
なので、何となく時間が過ぎていくというようになります。
結果どうなるかというと、
・我慢して、頑張りすぎる
↓
・人間関係がうまく行かない
・うつになってしまう
・親の期待に応えるためのようで苦しい
・なんかしんどい。。。
というような、生きづらさにつながっていきます。
こういう感覚をどこか漠然と抱えたまま生きていて。
ある日、動けなくなる。
最初は原因がわからなくて。
そして、「うつ」というような診断がつく。
28歳の時に心の勉強を始めて、12年になった。
12年経って、初めて自己理解ができるようになったところがある。
客観的に見えるようになったというか。
僕はうつ状態になった時、最初はそれを否定して、
2年近く医療機関を受診しなかった。
体が動かなくなったという現実の方が嘘だと思っていた。
いつか、目が覚めたら元の元気な自分に戻れると。
心から信じていたというか。
何の疑いもなかった。
それが、12年経った今、
やっと言葉にできるようになってきました。
そこをお話ししてきます。
父:田舎の長男/国立大学卒
→ 学校の先生
→ うつで休職(今は元気)
母:同志社卒 → 専業主婦
僕:Fラン大学在学中に胃潰瘍
→ 就職活動もできず、10年間うつ病ニート
→ 30歳過ぎてからカウンセラーになる
弟:東大大学院卒 → 大手企業勤務
祖母:実家の近くで小さな美容院をやっていました。
というこんな家族構成でした。
僕は18歳、高校3年の冬から、祖母の家に逃げたので、
それ以降は両親とは暮らしていません。
(今は親と色々話せるようになりました✨
そんな時が来るとは想像していなかったのでびっくりです)
外から見ると、ごくごく普通の家族だと思います。
客観的に見ると、恵まれてない環境でもないし。
父が、ギャンブル、酒、
母が、育児放棄、パチンコ
これはやばそうという家庭ではありませんでした。
父は、学校の先生だし。
バレンタインの時には生徒からチョコをもらってくるような。
普通にいい先生だったと思います。
母は、小さい時に家でよくパンを焼いたりしていて。
小さい時、僕はそのお手伝いをするのが大好きでした。
オーブンの前で、パンが焼けてくるのをみていると、
パンが膨らんできて、
もっともっと大きくなったらいいにー!!
ってワクワクしながらオーブンを覗き込んでいるような。
そんな子供でした。
もっと、パンが大きくなるおまじないとかないのかな?
みたいなことを真剣に考えていましたw
普通の家庭だったと思います。
親は同じように育てたつもりと言いますが。
兄弟の間には大きな差があります。
どうしてこんな、違いが生まれたのでしょうか。
ここには、親の期待というのが関係しているなと思いました。
父は、田舎の長男ということがあり。
僕はそこに、第一子、長男として生まれました。
祖父、正哉は優秀だったそうで。
「爺ちゃんは、海軍、陸軍の士官学校に両方合格して凄いんだよ」
と耳にタコができるほど聞かされ。
祖父の正哉さんから一文字もらった
順哉くんは、凄いプレッシャーを物心がつくころから
感じていました。
親は別にプレッシャーをかけようと思って
付けた名前ではないのはわかるけれど。
子供の側からしたら。
凄いプレッシャーを感じていました。
お爺ちゃんみたいに勉強できるようにならないといけないんだ。
海軍と陸軍の士官学校って、
京大?東大?に行かないのダメなのかな?
というような感覚です。
そんな、高学歴な家族の中で育ってきたので。
常に親の期待に応えられていないなぁというような
感覚がありました。
そして、オーブンの前でこのパンはどうやったら
もっと大きくなるんだろう?とか
凄く平和なことを考えるのが大好きな
順哉少年は、戦争状態に巻き込まれていきます。
そう学校が始まりました。
多分、幼稚園でも落ち着きがなくて、
協調性もなければ、
人の話も聞いてない感じだったと思うのですが
それが、小学校に入ることによって、
苦しい苦しいことが始まります。
まず、字が汚いことに怒られます。
音読ができないことも怒られます
誤字脱字も怒れれます。
(この記事も、誤字脱字多いですよね。。。多分。)
ーーと書いている最中から誤字ですが、そのままいきます。
今は、そういうことは、苦手なので無理に直すのをやめました。
読みにくいとは思うのですが。
伝わる人にはしっかり伝わると思うので。
そうやって、平和な日常が
いつの間にか戦場に変わっていきました。
このギャップってめちゃくちゃ戸惑うの伝わりますか?
元々母は怖かったのですが。
この頃から、毎日毎日、
怒鳴られたり、叩かれたりするようになります。
パンがどうやったら大きくなるかを考えていた順哉くんは、
字が汚い。
音読ができない。
じっと座っていられない。
ということで、毎日毎日怒鳴られて。
毎日考えることは、
「(こんなに辛いのに)何で生まれて来たんだろう」
そんなことばかりを毎日考えるようになりました。
これが、僕のうつの根本にある。
生まれて来なければよかったのに。
という間違えた信念、ビリーフになります。
こんな風に、幼少期に取り入れた信念、ビリーフは
そんなに簡単に変わることがないのは
何となく想像できますか?
その理由は、大きく3つあります。
1、強い感情を伴う経験
2、繰り返し
3、親や先生など、影響力の強い人の発言
この3つのうち、どれか1つでも信念、ビリーフが
できる要素になります。
(僕の場合は全部当てはまってました ^^; )
こんな状況で育っていくと何が問題かって。
・自分の存在を否定するし。
・この世界は危険なものだ。
というような思い込みができて、
常にビクビクしながらその後の人生を生きていく。
ということになります。
そんな思い込みが作り上げた現実が
20歳で胃潰瘍 → 10年間うつ病ニート
というような現実です。
何の種もないところに、
芽がでてこないように。
何の痛みもないところ、うつはでてきません。
こんな風に発生した、うつは薬で解決できそうですか?
これまで、沢山のクライアントさんの話を聞かせてもらって。
サポートをしてきました。
聞いてみると、小さい時に受けた心の傷
心の傷というよよりは、
心の骨折を放置したまま
頑張って生きて来られたんだなぁと思います。
色んな、タイミングでそれが表に出てくることがあって。
仕事のストレス、
育児、
転職、
出産、
結婚、
子供の成長、
一見幸せな事に見えるようなことが、
うつが表面に出てくるきっかけになることがあります。
わかりやすく、いつも怒鳴られていた。
とても辛い思いをしてきた。
ということが明確にあるといいのですが。
辛いけれど、感情を抑えて我慢してきたから、
そんなに辛いこともなかったのに、
なぜか、辛いんです。。。
というように、こじらせていることに
気づいていない方の方が多いとも思います。
だって、親を悪者にしたり、
自分が悪者になったり、
毎日そんな辛かったとか認めなくないですからね。
ここでは、僕が体験してきたことを
お話しさせていただきました。
どうでしょう?
あなたの場合はどんなことがありますか?
もし、何か生きづらいなとか。
親の期待に応える生き方をしてきたのかも?
そして、そんな生き方は苦しいし。
やめたい。
うつになるほど辛いわけではないが、
親の期待に応えるような生き方やめたい。
だけど、やめられない。
そんな方のサポートをさせていただいています。
現在、LINEで無料相談をしています。
「親の期待に応える」
と送ってみてください。