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卒園したこども

こどもが今日5年間通ってきた保育園を卒園した。

まるでトライアスロンのような5年間だった。朝保育園に送り、駅の駐輪場までママチャリを走らせ、そのまま駆け下りて駐輪場のおじさんに挨拶しながら走って駅までたどりついた。

帰りは駅のコンビニでチューハイをつかみ取りレジに走り、そのまま駐輪場までダッシュ、ママチャリに飛び乗って疾走し、保育園に到着する。

ということを5年間。

ママチャリを転倒させ、後ろに乗っていた子供が無事なことを確認し、ひとまず非常に安心して「なんとか間に合う!ラッキー!」と思いながら

保育園に到着したら血みどろになっていて先生に驚かれたり、(足の小指折れていたが気が付かなかった)

帰り雨の中ずぶぬれになって到着し、「風呂にはいってきたのか」とこどもに聞かれたこともあった。

そんな中こどもはタフにやっていた。

人見知りが激しく初対面の人に対人恐怖症かと驚かれることすらあるのに、保育園では本当にいろんな友達といろんなかかわり方をしているようだった。保護者の集まりで腹踊りをしてみんなを驚かせたり、いろんなお父さんとかお母さんにだっこをせがみまくり、恥ずかしくなったりした。

私には本当のところ本人の気持ちがわからない。こどもはあまり何も話さない。まだ言葉にできないのかもしれない。思い出があるかと聞いたところ、「ない。」と即答していたし、そもそも何も思っていないのかもしれない。

卒園式の後、「すめちゃ(自分のこと)は泣かない。」といって持ってきた卒園証書の表紙に、2粒だけ涙の跡がついていた。

もうすめちゃだけの、いろんな気持ちがたくさんあるのだと思う。それだけ大きくなった。

※しかし、最後にみんなで作っていた「20歳の自分へ」のメッセージに「20さいのじゅぶんへ ほいくえんがんばってください」とかいてあった。もう保育園終わってるよ。大丈夫なのか。

明日からまた新たな6年間が始まる。

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