容疑
子ども(7歳・女子)を
後ろにのせてママチャリで道を進んでいたところ、
前に小学生のお姉ちゃんたちのグループが現れた。
横並びに自転車を並べ、みんなそれぞれちょっとおしゃれをしながら
漕いでいる。
友達だけでどこか少し遠くに遊びに行くのかな、あと数年で子どもこんな
ふうになるのかなと思いながら、
楽しそうな邪魔をしないように
こちらもママチャリのスピードを緩めて
後ろからそろそろと続く。
お姉ちゃんたちが角を曲がり、
視界が開けた後、
静かに後ろに乗っていた子どもが
いつになく低い声で
「ママ、、、、ママ、、、」と
呼びかけてきた。
子ども「ママ…。(ため息)さすがによくないでしょう。」
私「…えっ!なにがっ?!」
子ども「なにがって…(ため息)」
子ども 「…あおりうんてんしてたなっ!ママは!!」
私「エッ!!??あおりっ!!?」(思わずどでかい声で)
子ども「シッ…!(小声で)ママの声が大きいから、みんな驚いている!!!」
私「エッ!!??」
子ども「…さっき、お姉ちゃんたちにあおりうんてんしてたでしょう!
よくないんだよ、あおりうんてんは…!!」
子ども「ほんとにもうママは〜、あおり運転するし声は大きいしさぁー、もう〜〜」
私「…。」
子ども「もう〜〜〜」
先ほど感慨深くソロソロと乗っていたのを煽り運転の容疑にされるとはよもや思わなんだ。
※自転車に乗ってる時の私の声が大きいのは事実です。