詩 「願いの夜」
君が 突然 世界から消えたんだ
どうしたらいい 何も手につかない
現実を受け入れられない
涙の一つも出ない
あれから どれほど経ったのかも分からない
僕の心はカラッポのまま
君が消えた あの日から
空を見上げても 海を眺めても
君の姿はどこにも無くて
いっそ僕も連れて行ってくれたなら
こんな苦しみなんか 要らないのに
そうだ 願いをかけよう
君が戻って来れるよう
2千年以上前から 古代ケルト人はこの日を
あの世と この世の境が
無くなる日として 霊を迎える日だったんだ
君と逢える様にと
強く強く願うから
笑顔で 僕の元に来て欲しい
そんな 願いのハロウィンの夜…
終
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