下ばかり見ている

7.5cm   × 15cm   のその世界は

トンデモナイ 広い世界だけど

大事なことを見失ってしまう世界でもある。


現在 妊娠中の私は電車に時々のる。
正直、恥骨や仙腸関節という
お尻周りにマイナートラブルが
顕著に出ているので 
歩くことも本当にゆっくりだし
立ち上がることも やっとです。


だけど 誰一人私を見ることはありません。
※気がついて欲しいとか 
席を譲って欲しいとかそういうことを
言いたいのはないので 悪しからず。


電車の中では みんな下を見て
スマホを見て イヤホンをしているわけで 

足が不自由な人が来ても
目が見えない方がきても
妊婦さんが来たとしても

気がつかないのです。
視覚、聴覚が一切外と遮断され、
その世界に入り込めるわけですから。


一昔前は 新聞やスポーツ新聞を読んでる方も
沢山いらっしゃったし
文庫本を読んでいる方もいらっしゃった。

もちろんイヤホンをして音楽などを
聞いている人もいたけれど
やっぱりどこか外の世界に目が向く
耳が向く瞬間があったわけです。


だけど 
今はノイズキャンセリングという
素晴らしい性能が出来たし 
”めくる”という作業をしなくなったため
ずっと下を向いていれば 
シュッと、次のページへと進めるわけです。


だけど 
妊娠をしてみたり マイナートラブルを抱えてみると
見えてくる世界が沢山あるなぁと。

そして 
普段忘れがちになっていることが多いということ。


もちろん非妊娠時で 
いわゆる健常者という立場である場合でも
超〜疲れているときだってあるし、
体調が悪い時もあると思うんで
全然座っていて良いと思うんだけど


やっぱり そうでないならば 
私は他の方にも
目を向けたいなぁと思います。
必ず自分に返ってくることだとも思うのです。


うまく言えないけれど 
やっぱりデジタルやお金では
解決できない『大切な気持ち』
を子供達にも伝えていきたいし
子供達にも知ってもらいたいと思うのです。


そして 譲っていただいた時の

「ありがとうございます」
「どういたしまして」

という やりとりって やっぱり温かいです。

そういう コミュニケーションを
どうか積み重ねていって欲しいなぁ。


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