暗さとか死の話題は人との距離を縮めるけど
死にたい人
いつか死ねることがお守りになる人
ある人を死ぬようにと呪っている人
死が怖い人
このまま死んでしまいそうな恐怖に襲われる人
ある人の死を受け入れられない人
ある人の死でラクになった人
嫌いな人が死んだ後も されたことを忘れられずに苦しんでいる人
死ねと言われた人
死んでやると言われた人
死ねと頭の中で聴こえる人
何事も死ぬ気でやらなきゃと駆り立てられている人
心が死んでしまった人
自分が相手を死なせたと思っている人
誰かの死を報じるニュースで、自分のことのように苦しくなる人
死にたいと言う家族ともう一緒に居たくない人
死に関する話をすることはタブーではなく自然なのではないか
一番話したかったことは死に関することかも
死というワードはパワーがありすぎるから 話すことにはリスクがあって いつしか話さなくなった
死にたい、死んでほしい は思っちゃいけない感情なのか
思っちゃいけないと思うから 解離や強迫、パニック発作などの形で症状化するのではないか
行動化しないために 人はそれを話したくなるのではないか
死ねという頭の中から聴こえる幻声はもう一人の自分の気持ち と本当は気づいているのではないか
幼少期から死に親和性を持つ人達が それを他人に見せないで知られないで生きている
急にある時点から死にたくなった人よりも 幼少期からすでに死にたかった人が多い気がした
誰にも言わなかっただけで
子供だったからうまく表現できなかっただけで
単純なうつ病というよりも 自閉スペクトラム症(ASD)由来の希死念慮が多い気がした
自他概念がなかったら自分はそこに居ない 生きていない 死んでいるみたいで透明人間みたいで 人と繋がれない それは"死にたい"にもなるんだろう
死を持って 周りに映った自分像をリセットし来世に期待したいという白黒思考に陥るんだろう
暗さは人との距離を縮めるし 明るさは人との距離を遠ざける
暗さ・弱さ・もろさによってだけで繋がらないようにはしていたい
暗さを出しては受け止めてもらう繰り返しの甘美さに安住しないように
"暗さ"を永遠にアイデンティティにしないように
相手にも私にも 必ず健康な部分もあって できていることもあって そういう明るさはあることを忘れないで
死について話題に出して対話することを 怖がらない人間、面倒くさがらない人間でありたかった
自分(治療者)にとって都合のいい話だけを聴くのは辞めたかった
自分が聴きたいようにだけ聴くのは辞めたかった