2021年観劇ランキング
年末らしく今年観た演劇で面白かったランキングをつけてみようかと思う。
でもこれは頑張らないnoteなので1位しか発表しません。
1位:高山明/Port B「光のない。ーエピローグ?」
これは、
観劇直後にメモを書いたんだけど途中で止まっている。
ポストカードの地図に導かれて、新橋駅周辺を歩きながらラジオの周波数を合わせて演劇を「聴く」。
視覚と聴覚が乖離していく感じ。
ラジオの周波数を合わせる。自分たちだけが違うレイヤーにいる感じ。非日常感がある。他の人が見えないものが見える。
やがて気付く。写真が街に大きく貼ってあったりそれを足を止めて見ている人(観客)がいるのに街を行く人はチラッと写真を見てすぐに自分の目的へ向かう。または少しも気に留めない。
その様子が私たち(首都圏にすんでる人々)にとっての3.11の記憶に重なり彼らへ少しの憤りを感じ、私たち観客は思いを馳せる善良な人々のように思う。
だけど私たちがいるのはここ新橋で、聞いているテキストは震災の時日本にいなかった人が書いたもの。私たちはこれを見終わって何もしない自分の立ち位置(偽善的)に気付かされる。
テキストは詩的であり内容は労働者のことだったり、土や水のことだったり。視点は鋭いけれど同時に焦点がぼやかされている感じもする。ラジオの周波数を合わせる私たち観客は
観客は、なんだろう。。。
おしまい。
また気が向いたら加筆します。
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