消費と我慢と加害者性
今月BBCで放送されたジャニー喜多川氏の性的加害を取り上げたドキュメンタリーの記事を読んで、この問題は遠い話では全くなく、自分の日々の行動と地続きにある問題だと感じた。
被害の報道は今初めて出てきたものではなく、90年代には既に出回っていた。にもかかわらず消費者としてジャニーズ事務所が提供してきたものを消費し続けてきたことは、性的加害に許しを与えていたということにならないだろうか。
また、様々な業界がだいぶ遅れて来たモラル的移行期間にある中、ハラスメントやマイクロアグレッションも含めて自分の立場が弱いことによって笑って我慢してしまうことは悪い風習をこの先の世代に残してしまうことの一助になってしまうと考えることもできるのではないだろうか。
こういった日々の小さな行動の先に何があるかを考えたい。
2023年3月15日
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?