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会社を辞めたその後


目標へ向けてまっしぐら

会社を辞めた後、当時の私はコーチングでのあの成功しか見えない高いモチベーションを保つことができていました。
と、いうのもその年の後半まで予定が決まっていたので、タスクも決まっていたため頭で考える余地というのがあまり無かったからかもしれません。
その予定というのは秋にパリでの作品展示を控えていて、それ自体は日本の代理店を通じたグループ展なので、取り立てて大きなプレッシャーや大変な準備なども無かったのですが今年は現地まで見に行こう!と決めていたので着々と作品作りから渡仏の準備をしていました。

偶然なのか必然なのか!?

もしかするとこういう感覚は前の記事で書いた人たちと少し同調するような感覚だったのかもしれません。
というのは、そんな中、なんとパリに滞在予定の期間に開催されるアートフェアのお誘いをスペインのギャラリーから受けたからなんです。正直アートフェア自体には積極的ではなかったのですが、その”滞在中に開催”されるというキーワードに惹かれて、また料金的にも相場の範囲だったのでそのギャラリーと契約を交わし展示を急遽することになりました。

正直時間が限られていて、まず作品を3点作らなければなりませんでした。
私はどちらかというとじっくり作りたい方で…。
でもこういう時は神がかったかのように作品を作ることができて、作品自体もギャラリーさんに気に入ってもらえました。
でも契約上、日本からの輸送はアーティスト持ち。
ということでここから発送についての準備に手こずることになります💦

海外配送は大変でした。。。

日本でメジャーな配送業者さんといえば郵便局、ヤマト、佐川、、、位しか思い付かないのですが、ギャラリーさんに聞くところによると、海外では郵便局はメジャーではないらしく、DHL、FedEx、UPSが信頼あるとのことで、それらも調べていたのですが、DHLにおいては個人で配送をお願いすると高額料金がかかり、USPとかは・・・あまり記憶がないのですが、なんか窓口がよく分からなかったりして…。とにかく予算的に難しいなと思ってしまった気がします。それで結論、郵便局のEMSで手配をすることに。
関税に関する書類を作り、海外発送のためのアカウントを作り、、、
何とか郵便局に持ち込むとちょっとだけ規格サイズに超えてしまい、梱包をやりなおして出直すことに。
自分で測定して大丈夫!と思い持っていったら2cm位どうしてもはみ出てしまい、責任持てないと言われ、、、困っていたら郵便局の偉い人が出てきて
「大丈夫でしょう!これでいきましょう!」
と、経験値からの心強い言葉をいただきやっとのことで手配が完了しました。

「いや〜、大変だったけど何とか発送できたよ〜!」と思っていました。

なんと、送ったはずの作品が戻ってきた😢

でも発想から1ヶ月経っても、荷物が到着しない・・・
(これは海外配送のアカウントで状況を見れます)雲行きが怪しくなってきて、、、そんな相談をギャラリーとしていました。

もうそれ以上どうすることもできず、もう展示も叶わないかもと半分諦めかけていた渡仏1週間前の時、、、、

「ピンポーン」

ドアを開けるとなんと送ったはずの作品が目の前に!!
「こちら戻ってきた荷物です。」
と郵便局員さんの少し情を感じる声。

「あ、そうでしたか、、、ありがとうございます。」

リレーバトンのように作品を手渡した

今回、作品は3点、合計約8kg
まあまあ大きい荷物です。

その旨をギャラリーさんに伝えました。
そうするとこんな提案が
「もし、手持ちで○日までに届けられるなら展示できる」

「おぉ!!!!そんな手があったか!」

と単純な私は感動しました。

目の前に映るドドーンと大きな荷物。
これを何とか肩に背負えるように梱包して飛行機も手持ち荷物としてパリまで持って行ったのです。
重くて、途中何度も肩が抜けるんじゃないかって思いました😅

そうして、前日にギャラリースタッフさんと待ち合わせをしてまるでバトンを渡すかのように作品を渡しました。

もちろんこれはまだまだ一部なのですが、、、日々こんな感じで過ごしていたのです。だから頭で考える余裕なんてなくて、目標に向けてまっしぐら。

でも、また新たな壁を帰国後に感じることになり、本格的な迷走がに陥いることになります。



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