平成ネット史タイトル用

#平成ネット史 (仮)を受けて自分のネット史を振り返ってみる

2019年1月2日、3日にNHK Eテレで平成ネット史(仮)というネット民が黙ってはいられないであろう特集番組が放送された。

12月27日に公開されている番組のPR記事には、以下の内容が書かれていた。

──タイトルの(仮)は取らないんですか?
中の人P:俗に歴史といいますと、後世の人が決めるものだと思うんですね。「平成」は終わっていませんし、確定していない歴史は、あくまで(仮)である。そういった意味を込めて、(仮)はつけたままでいこうとなりました。
ネットD:番組スタッフでさえ、「俺は“アイマス”」、「僕は“東方”」など、本当にみんなそれぞれのネット史を持っていたんです。その中で、「これが平成のネット史です!どやぁ!」「これが教科書です!ばばーん!」とするより、それぞれのネット史もあるでしょうということで、(仮)なんです。

参考:Windows95からSNSまで!時代を駆け抜けたネットの歴史をひも解く!

みんなそれぞれのネット史を持っている。
実際、放送時にも「#平成ネット史」のハッシュタグで自分の経験を話しながら過去を振り返る人がたくさんいた。
そこで、番組を受けて私自身もネットにどっぷり浸かってきた人間として自分のネット史を振り返ってみたくなった。

異なる世代の人とはもちろん生きてる時代が違うため歴史も異なると思うが、人によって歩んでみた道はさまざまなためおそらく同じ世代の人とも少しずつ異なってくるのではないかと思う。

私のネットに関する記憶の歴史は以下の通りだ。

【幼少~小学校】一太郎スマイルを欲しがり、フラッシュ倉庫を友達の家で見てネットの奥深さを知る

・幼稚園年長~小学校低学年の頃(2000年頃)、マグネットでインターネットコミュニティデビュー

・小学3年生(2003年)にしてパソコンの授業で「一太郎スマイル」に出会い、親に誕生日プレゼントで一太郎のソフトを買ってもらう(今価格を調べてみたら、普通のおもちゃとかゲームより高額で親に申し訳なくなってる)
・小学校高学年の頃(2005年頃)、友人の家で「おもしろフラッシュ倉庫」を見せてもらい存在を知る
 特に好きなのは千葉!滋賀!佐賀!で「オオグンタマのメスwwwww」って抱腹絶倒していた
赤い部屋がトラウマ(強制終了しかできないのが怖すぎてもはや調べてない)
・まわりの友人がやっていることからハンゲームをやりたかった
 しかし、アカウント作成に必要なフリーアドレスの取得方法が分からずできなかった(悲しい)
・小学校低学年(2001年)からPHSを所持していたものの、発信先は3ヶ所のみ
 小学校4年生(2003年)でガラケーデビューを果たして学校の友達とメールでやり取りするようになった
 当時、ケータイを持っていない子はパソコンや親のケータイでやり取りをしていた

【中学校】アメブロの子育てマンガ投稿を楽しみにして、パソコンを駆使してホームページを作成

※時系列は曖昧だが、2006年4月~2009年3月の話※
・「J-POPというもの」を認知し始めて、ネットでPVを検索して繰り返し見ることにハマる
 中でもお気に入りだったのは、嵐のアオゾラペダルとGReeeeNの愛唄といきものがかりのうるわしきひと
 (特に好きなアーティストというわけでもなかったのになんでこればかり聴いていたのかは謎)
・着メロ設定をしたいものの、ケータイでネットすることを禁じられていたため着メロを買えなかった
 そこでパソコンからMIDIファイルのデータ落としてケータイに持ってくる技術を身につける
 その後、CD音源を着メロにする技術を取得
 GEOでCDを借りてきてはセルフで楽しむ目的で着メロ職人をしていた
うちの3姉妹が大好きで学校から帰ってきては毎日更新されていないかチェックしていた
・深夜アニメにハマる
 ネットでアニメを見られることを知り、どっぷりハマる
 「らき すた」「ひぐらしのなく頃に」「涼宮ハルヒの憂鬱」のアニメ動画をネットで必死に探す
モバスペでホームページを作成
歌詞画像の作成にハマる
 一番ヤバい時期は学校行事である合唱コンクールの歌唱曲を歌詞画像にしてた

【高校~予備校】ゲームとアイドル情報収集を目的とした利用とTwitterへの芽生え

※だいたい時系列順だが、時期は曖昧。2009年4月~2013年3月の話※
・好きになったアイドルのラジオが私の住む地域では遅れての放送だったので、ラジオのレポを更新してくれるサイトを毎日チェックしていた
・中学時代から運営していたホームページを通じてアイドル好きな友達ができ、オフ会で会う
・いつからかは忘れたがmixiをやっていた
 コミュニティという概念が当時はよく分からないし、知らない人と交流するのは億劫だったので学校の友達としか繋がっていない
 サンシャイン牧場もやしもんのゲームが好きだった
Yahoo!モバゲーのゲームやってた
 ※モバゲーとの違いをよく分かっていないことに今気づいた
 特に怪盗ロワイヤルようこそひつじ村をやっていた
・2010年、Twitterデビュー
 学校の友達ホームページからTwitterに移行していることから乗り気ではなかったが開始
(それまでホームページで「リアル」なるものをやっていたからそれと一緒じゃない?と思っていたんだけど、今思えばずいぶん違うよなあ)

・高校卒業近くなるとガラケーからスマホへ切り替えだす子が増えてきた
 私自身は、予備校から大学へ行く前の入学準備で切り替えた

【大学】日常にスマホやパソコンが結びついて、もはやネットなしの生活はありえない状況に

※2013年4月~2017年3月の話※
・2013年、LINEデビュー
・大学の友人はTwitterを通じて増やす
 同じ講義についてつぶやいている友人と仲良くなって出欠確認は協力プレイ
・大学の講義の中には、スマホでサイトにアクセスしての出欠確認をするものがあったためスマホは必需品だった
・「大学生は就活のためにFacebookを使う」という情報をもとに、入学してすぐにFacebookを登録
・就活情報、インターン情報ってパソコンやスマホがなかったら何で調べるの?ってくらいにネット検索以外の手段を取らなかった
 特に役立ったのはMatcher
・Wantedlyでインターン先を探す
・それまでパソコンは実家のデスクトップだったが、場所を問わずインターン作業ができるように自分用のノートパソコンを購入
・Wi-Fiの重要性に気づきポケットWi-Fiも契約
 身の回りの回線環境に恵まれている状況になる
ネットを使ったデジタル支援をする会社へ入社
 ネット広告について勉強する(教材はLISKUL)

入社後となるとさらに振り返りきれないほどのネット史が出てきてしまうと思ったため、これくらいにしておこう…。

自分の #平成ネット史 について
異なる世代の人、同世代との違いとは?

書き出してみて気付いたことは以下の通りだ。

・ネットが「娯楽→欲求を満たすもの→なくてはならないもの」になっている
自分のネット史を書き出したことによって、私自身がネットを利用する目的が年を追うごとに変化していってるのが確認できた。
この目的の変化は、私の産まれた時代とネット史上の変化のタイミングによる要因が大きいと考えている。

たとえば私が小学生の頃、「おもしろフラッシュ倉庫」が流行した。
私より長く生きている人は、私が娯楽としてネットを利用していた頃、「娯楽」よりも何か重要な目的でネットを利用していたのではないか?と思った。
ただそうなると「おもしろフラッシュ倉庫」ではないどんなものを何の目的で利用していたのだろうか?
実際どのようなネット史になるのか全くイメージがわかなかった。

ぜひとも異なる世代の人に伺いたいと思う。

・同じ世代の人との共通点と違いとは?
書き出してみた結果、これが私のネット史ではあるものの、これが私の世代におけるスタンダードではないと感じた。
とはいえどれくらいのレベル感で自分が世代としての平均値をおさえているのか、あるいは異端児なのかは全く分からない。

たとえば、私は小学生頃に一太郎スマイルが大好きだった話をしたことで「何それ?」と驚かれた。
こういった差は、おそらく同世代の人たち何人かとネット史をすり合わせて話し合うまで分からないだろう。

ぜひとも同じ世代の人のネット史を見比べて共通項と異なる点について、語り合いたい。

・自分のネット史は、他人と比べてこそ面白いものとなる
上記2点にもあるように、ネット史は自分の中の歴史をつらつらと並べるだけでは全然面白くない。
きっと他の人と語り合って、ああでもないこうでもないと言いながら話し合ったときにこそ輝く話題だと思う。
このような話ができる方とぜひともお会いしたいと思った。

ということで私とお互いのネット史を話し合ってくれる方、お誘いのご連絡は@shioliskulまで。

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