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要約 『タイトル「やる気」を科学的に分析してわかった小学生の子が勉強にハマる方法』著者 菊池 洋匡、秦 一生
はたして、勉強を楽しむことは不可能なのでしょうか?
はたして、勉強を楽しんではいけないのでしょうか?
どちらも答えは「いいえ」です。
勉強を楽しむことは可能です。
勉強でも仕事でも、物事を楽しんで取り組む”技術”はあります。
これは科学的に実証されたもので、どこの誰でも再現が可能です。
2ページより
●はじめに
![](https://assets.st-note.com/img/1677055082495-D1Ds7HxtwW.png?width=1200)
本書は、「勉強をイヤがる子ども」に悩む保護者に向けて、中学受験専門塾の代表と開発部主任が、子どもを勉強好きにする「科学的なコツ」を教えてくれる本です。
教育心理学に裏づけられた「ARCSモデル」を、家庭でも実践できる具体的なメソッドにしています。「ARCSモデル」はグーグル社でも取り入れられており、子どもはもちろん、大人のやる気を引き出すのにも有効です。
本書を実践すれば「勉強は我慢してやるもの」から「楽しんで取り組むもの」へと変わります。
●本文要約
1.やる気を作る4つの要素
アメリカの教育工学者J・Mケラーは「やる気には大きく分けて以下4つのパターンがある」ことを発見しました。
A…Attention(注意)
R…Reason(理由)
C…Confidence(自信)
S…Satisfaction(満足感)
それぞれの頭文字を取って「ARCSモデル」と提唱しました。
4要素は相関しており、各要素が強いほど、勉強でも仕事でもやる気が出ます。「ARCSモデル」をひらたく言うと、以下のように翻訳できます。
A…Attention(注意)→「面白そう!」
R…Reason(理由)→「役立ちそう!」
C…Confidence(自信)→「できそう!」
S…Satisfaction(満足感)→「やってよかった!」
この4要素をご家庭で、子どもに実践する方法を紹介していきます。
2.Attention:勉強に「ワクワク」させる方法
まずはARCSのA、Attentionつまり「面白そう」についてです。
実は、勉強と遊びは名前が違うだけで、内容に差はないと言われています。しかし、子どもの多くは教室で同じ話を、一方的に聴くことになれているので、
勉強=強制されてやるもの
遊び=自分からやるもの
というイメージを持っています。「遊び」と「勉強」の境界を外してあげれば勉強は面白くなるのです。勉強を「遊び」のイメージに変えるには、名前を変えるのが簡単です。算数は「パズル」に、理科や社会は「クイズ」に呼び方を変えるだけで、子どもがやる気になることもあります。
また、勉強をゲームに変える方法もあります。ゲームの要素は以下の4つ。
1.新鮮な刺激がある
2.クリアすべきミッションがある
3.簡単すぎず難しすぎず、ちょうどよい難易度である
4.素早いフィードバックがある
実はARCSモデルそのものです。具体的なゲーム化の方法としては、行動に点数をつけること。30分勉強したら1ポイント、5問解いたら1ポイントなどと決めて集計することで、日々の行動がゲーム化できます。
3.Reason:勉強に「やりがい」を感じさせる
続きは以下リンクからお読みいただけます。(残り約3100文字)
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