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すべてに行き詰まっていた私の心を動かした5ヵ月間


過去の栄光に縋っていた。



高校や大学時代は天国だった。多くの友達に囲まれ、大好きな海外を飛び回り、自分の人格を支持してくれる環境に恵まれ、すべてが大切な思い出であり、楽しい日々に満たされていた。
それが私にとって、当たり前な日常だと思っていた。

しかし今は、彼氏に振られ、上司に怯えながら興味のないルーティンワークの毎日、コロナで大好きな旅行にもクリアな気持ちで行くことができない。

私は何の為に生きているんだろう。

”冴えない自分”と自己評価し、周りと比較しかできなくなった自分がとても嫌いだった。どこで道を踏み外したのだろうと。

けれど、私にとって絶望に近かったこの状況を、ポジウィルや休職を通して変えられるのではないかという希望を持つことができた。

今回は、ポジウィルや日常から得た思考の癖の変化や価値観の認知によって、人生が大きく動き出した事について話したいと思う。


①ポジウィルを申し込んだ経緯


私は、悩みを常に友達に話さないとストレスが溜まる性格だった。人と会えば将来の不安を語り、共感してもらう、その繰り返しだ。

ある日、転職を考えている友達に一回なら無料でカウンセリングできるよと、”ポジウィル”を紹介された。
無料という言葉が大好きな私は、今の悩みを少しでも解決できるかもと、得する気持ちですぐに申し込んだ。

カウンセリングで私は泣いた。
誰かに縋りたかったのかもしれない。多分自分の話を人に聞いてもらう事が好きなのだ。私の事を知らない第三者に、沢山自分の価値観や悩みを話した。知らない相手というのが、話したいという気持ちを増幅させたのだと思う。
カウンセラーは私の話に寄り添い、丁寧に共感や探求をしてくれた。

私はもっと話し続けたいと感じたが、ポジウィルに申し込むか迷った。

しかし、自分一人では現状を変えられないと限界が来ているのが分かっていたり、自分の投資にお金をかけていきたいと感じ始めた時期だったり、サービスに払う金額に価値はあるのかを体感してみたかった。

こうして私はポジウィルにお世話になることになった。


②トレーニングで深く向き合った自分自身の過去と思考の癖


■過去

過去は私に大きく影響を及ぼしていた。

現在の自分の人格は、ほとんど幼少期の育てられ方や環境から成っていることを知った。
私は人から嫌われるのをとても怖がり、人と協調するのをとても好んだ。
それは、幼少期の親から愛情を受けるために、そして友達の輪から孤立しないような生き方をして来たからだ。
親には放っておいてもちゃんと育つだろうという育て方をされたり、学校では友達を敵に回してしまったり、子供の頃は寂しさを感じる場面が何度もあった。
その寂しさ、孤独から自分を守るために人の気持ちを察し、嫌われない、良く言えば寄り添えるというスキルが自然と身についていた。


■思考の癖

上記のような過去の経験により、私は人から好かれる事をとても好んだ。
その結果、これまで自分を取り巻く人間関係を白黒思考で形成してきた事を認識した。
自分の価値観や意見に賛同してくれる人、受け入れてくれる人には自ら関わりを持ち、人脈を広げた。しかし、それらが異なる人には無意識に線引きをし、敵として距離を置いていたのだ。

このような、極端な0か100か思考を常に発動している事を知り、その思考が自分自身を苦しめている事にも気づけた。
そして、完璧主義な私の白黒思考がすべての選択や生活に大きく影響している事を認識し、それを和らげるためのトレーニングを行う事で、思考の癖を矯正していけるという発見ができた。

そのなかで、「意見が違っても決して自分を嫌っているわけではない、敵ではない」というような考え方ができるようになれば、より人脈を広げる事ができるという気づきもあり、私にとってとても重要な新しい価値観になった。


③休職して見直せた自分らしさ


ポジウィルを申し込んだ期間、私は3ヶ月の休職を挟んだ。
始めは、自分にとってネガティブな経歴がついてしまったと感じたが、結果自分を見つめ直すとても良い機会になった。

私は自分がしたい事をできるだけした。
海外に行き好きだった景色を感じたり、国内の温泉を巡ったり、大好きな友達と過ごした。断捨離をしつつも、興味のあるものにひたすら手を出した。

そこから得られた事は、やはり私は多様性を認め、多くの人と関わり、いろいろな地に足を運んで感性を磨くのが”好き”という事だ。

すべて私の強みと当てはまっていた。

毎日会社に埋もれ自分の取り柄が何か分からなくなっていたが、ポジウィルで強みの分析を行った後にこのような休職期間を経た事で、自分の納得のいくキャリアを考える機会となった。
やはり自分は ”これが好き” ”こう生きていたい” と強く決心できた。
ポジウィルを受けていなければ、この納得感も得る事はできなかっただろう。


④卒業した今


②や③で述べた他にもこの5ヶ月間で様々な発見があった。
今回はその中でも特に自分にとって大事な気づきを書いたが、他にも自分の認知していなかった強みや性格の仕組みを理解する事ができた。

最初私は、ポジウィルを受ける事で人生が変わると考えていた。しかし、実際に自分を変えるのは自分次第であり、ポジウィルはその道しるべを示してくれるものであった。ここから自分が自信をもって認識した強みを生かし、行動する事で、じわじわと変化を実感するのだと思う。

まだその最初の一歩を踏み出したばかりだが、焦らず白黒つけず、人生のすべてに応用して気づいたら変わっていた、そんな日が来たら嬉しい。

また、ポジウィルを申し込もうと思った他の理由として、転職においても自分の価値を十分に発揮できる環境に身を置きたい、結婚においてもお互いを信頼し受容し合える関係を築ける自分になっていたい、と強く思っていた為、この二つの軸も変えていこうと思う。 

この文章を読んだ誰かの力になればいいなとは思わない。自分が人の文章を見て共感はできても自らが行動を起こさなければ何も変わらないと感じるからだ。だからもし同じ境遇の人が私の文章を読んで共感してくれたらそれだけでとても嬉しいし、是非お話ししたいとも思う。そして共に行動していこう。

これからの私のアクションが楽しみだ。


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