推しの墓参り
というわけではなかったんですが、結果的に。
神田明神→蒟蒻閻魔→菊坂→傳通院
夏目漱石『こころ』に登場する場所巡りをしてきました。
10年くらい前にも上野公園周辺（「精神的に向上心のないものはばかだ」のとこ）を歩いていたことがあるのですが、今回は別ルート（結婚の談判直後のとこ）です。
一緒に来てくれた夫が途中で「これ…もしかして仕事の下見…？」と気づいてしまったのが面白かったな。そうです、『こころ』のフィールドワークを企画しています。その実現可能性を見極めるための散歩でした。
趣味が仕事になりうるタイプのオタクはこういうときに良いですね。
傳通院はうっすらとした知識しかなかったため着いてから慌てたのが、霊園の案内板にある名前の数々でした。
・於大の方
・千姫
・清河八郎
・佐藤春夫
全員知っているのだがーーー？！
何なら佐藤春夫は推しの一人だが？！
佐藤春夫………私が近代日本文学の沼底に沈むきっかけの男………（推しの墓所を把握してなかったという不覚）
期せずして推しの墓参りになってしまったのでした。