SHIORI|台湾在住。新竹オイリュトミー舞踊3ei学校代表。ヴァイオリニストの夫とふたり暮らし。

オイリュトミー舞踊家。身体の動きで詩を語り、音楽を歌います。 舞台公演の振付師&芸術学校の教師。 スイス6年半、ニューヨーク5年在住後、現在はアーティストビザを取得し、台湾に住んでいます。

SHIORI|台湾在住。新竹オイリュトミー舞踊3ei学校代表。ヴァイオリニストの夫とふたり暮らし。

オイリュトミー舞踊家。身体の動きで詩を語り、音楽を歌います。 舞台公演の振付師&芸術学校の教師。 スイス6年半、ニューヨーク5年在住後、現在はアーティストビザを取得し、台湾に住んでいます。

最近の記事

踊りの大先輩の舞台から学ぶ

10月14日土曜日のオイリュトミー台湾公演より。 私たち3ei Eurythmy学校のメンターを引き受けてくれた、ベルリンオイリュトミー学校のMonikaと一緒にひとつの公演を作り上げました。 オイリュトミー学校で長年教えてこられた大先輩の成熟したオイリュトミーが間近で見られ、感じることができて、心の栄養をいただきました。 大地にしっかりと根ざしているから、上の空間がやわらかく自由に動く。これってオイリュトミーだけでなく、人生そのものだよね〜と思います。 彼女の佇まい、

    • 再生

      歌わない・演奏をしない音楽の授業のアイデア/台湾オイリュトミストより愛を込めて

      コロナ感染症対策のため、一部の地域では学校で歌うな、演奏するな、と指示が出たみたいです。 新卒の音楽先生が 「歌わない、演奏しない音楽の授業。。。 何をすればいいか、とても困っています。 来週の音楽も正直プランゼロです。 先生1年目の何も引き出しのない私に誰か教えてください…」 と呟いておられました。 (声で)歌わない、(笛を)演奏しない音楽の授業とは、オイリュトミーです✨ 手で歌って、身体全体を楽器として、わたしが私自身を演奏します。 お役に立てるかもしれないと思いましたので、 子どもクラスのオイリュトミーで、私が行っていた授業の内容を一部シェアします。

      • 歌わない・演奏をしない音楽授業のアイデア1 オイリュトミーより愛を込めて

        コロナ感染症対策のため、一部の地域では学校で歌うな、演奏するな、と指示が出たみたいです。 新卒の音楽先生が 「歌わない、演奏しない音楽の授業。。。 何をすればいいか、とても困っています。 来週の音楽も正直プランゼロです。 先生1年目の何も引き出しのない私に誰か教えてください…」 と呟いておられました。 (声で)歌わない、(笛を)演奏しない音楽の授業とは、オイリュトミーです✨ 手で歌って、身体全体を楽器として、わたしが私自身を演奏します。 お役に立てるかもしれないと思

        • いのちが咲くとき

          先日のオイリュトミー公演発表を 観に来てくださった オイリュトミストの方から リクエストをいただいて 今日は プロフェッショナル向けの ワークショップを 開催いたしました。 オイリュトミー学校を卒業してから、実際に人の前に立って、教えてみて (それが子供でも、大人でも) ぶつかる壁や 出てくる疑問はいっぱい。 さすが同業者のオイリュトミスト、 出てくる質問の内容も、 学校関係の教育オイリュトミーの事だけでなく、 舞台照明や、衣装の事、 そして限られた人にしか伝わっ

          この壁さえ突破できれば

          先日、ピアノのレッスンで 先生に言われたこと。 「始めと終わりはしっかり弾けてるよ。 音楽がちゃんと身体に入ってる。 中間の、 ちょっと他と違う動きをする ココの一小節に来ると 『間違えちゃったらどうしよう』 って頭から思い込んじゃってるから、 身体が縮こまっちゃうんだね。 でも、逆に言えば、 ここさえギクシャクせずに弾ければ、 全体が綺麗に弾ける、 ってことだよね。 ここの一小節だけ、 指の動きが、 身体に入るまで、 何回でも、何回でも やってごらん。 僕た

          オイリュトミー舞台作品づくり その2

          先日、 ショパン「雨だれ」( Raindrops)の振り付けが なかなか決まらない、云々と書いたのですが、 もっと正確に描写すると、 私の場合は オイリュトミー舞台の振り付けは事前には決めません。 決めて、固定化してしまうと、 何かが終わってしまうと感じるから。 常に、今を、生きていたい。 でも、最高にぴたりとくる、その瞬間のために、 無限の可能性を、潜めておきたい。 用意しておきたい。 舞台が大きなキャンバスだとしたら、 画家の方が、自分の手元のパレットに

          オイリュトミー舞台作品づくり その1

          ショパン「雨だれ」の出だしの振り付けがなかなか決まらなくて、 ここしばらく、いろんなバージョンを試しつつ、 ぴたっとメロディーに合うものを探していました。 出だしの音をよく聞いて、 音の始まる場所や、音楽の動き方、柔らかさ、 自分の腕の関節の位置、音に対応する骨の部位など、 感じながら、確かめながら、何度も何度も。 出だし1小節の「ファーレラ (F Des As)」だけで、何時間も費やせてしまう(笑)。 オタクよな〜、自分。。。 と思っていたら、 リハーサ

          台湾のオイリュトミー舞踊学校はどんな場所にある?

          オイリュトミー学校のある新竹県竹北市は、台湾のシリコンバレーとも呼ばれている程、ITテクノロジー産業が盛んです。 でもありがたいことに緑が多い🍀 生徒さんが作ってくれた雪の結晶のような窓飾りの影が、 一緒に踊っているかのような、稽古の合間の、お昼どき。 毎日少しずつ積み重ねていって、 自分の中で音楽の体験が、 歌う心の色や動きが、深まっていく、 身体を通して目に見える確かな動きになっていくのが、実感できる。 多分、芸術をやっている人なら、 語学学習である程度

          未来の働き方を、今ココで。

          オイリュトミスト。 私自身が中学生・高校生だった頃は、見たことも聞いたこともない職業。 きっと2020年の今でも、日本では多くの人に知られていない。 ドイツ辺りのヨーロッパでは知っている人も割といる、かもしれない程度。 ギリシア語由来の名前、オイリュトミー。 この名前ではどんな仕事なのか想像もつかないと思う。 自身が職業選択であれこれ考えた頃には、 全く知りもしなかった名前の仕事に就いて、 当時こんな風に働きたい、と思った様な働き方をしている。 自分が、好き