ビジネスを止める潜在意識の罠
この世界をどう見るかというのは、幼少期にこの世界をどうとらえたかというのにかなり影響を受けるらしい。
よく言われることだし、このあたりは専門分野なので知ってはいたけどとても実感することがあったのでメモ。
私は幼稚園が苦手だった。友達ってどう作ればいいかわからなかったし、幼稚園でみんながしている楽しいことに共感できないし、のろいから置いていかれるし、描きたくない絵を描かされ、興味のない歌を歌わされで、本当はずっと家でのんびりしていたかった。
朝日のあたる窓辺でゆっくり朝ごはんを食べたり、朝の風に吹かれたり、昼間の明るい時間に自然の中に遊びに行ったり、お母さんとお話ししたりしたかった。
その願いはいつまでも叶わなかった。
今でも、朝の光や明るい時間帯の部屋に降り注ぐ陽の光を見るとあの頃の気持ちを鮮明に思い出す。その光の中にいたいと焦がれる思いとその現実は絶対に手に入らないという諦めが襲ってくる。
頑張って幼稚園に通いながら、本当に欲しい現実は手に入らない気がした。
小学校は幼稚園よりももっと苦手だった。中学、高校はもっともっと苦手だった。頑張って通いながら、こんなに頑張ってもほしい現実は手に入らないんだと絶望した。
この絶望感が残っていて、頑張ってもどうせ望む現実は手に入らないと心の奥底でずっと呟いていた。
だからうまく行っても、うまくいくことの方が不思議に感じたし、うまくいかなくてもその現実を自分の手で変えていける気はしなかった。
ビジネスでいうと集客が上手くいく感じはしないし、上手く行った時はただの偶然に思えて仕方なかった。
このメンタリティだと上手くいくものも上手くいかないよね、と思った。
幼少期にこの世界をどうとらえるかがこんなにも私の人生を左右していたとは。
結局はのんびりしたい、という幼稚園の頃の自分の声を聞いてあげることにした。少しづつ満たされてきた頃、上手くいくかどうかは自分次第だという感覚に変わっているのに気がついた。
これからは、諦めて悲しんでいないで、自分の手で望む現実を描いていけそうだと思った。