ダビデの星のオーブン焼き
海外の料理番組を観ていると、しょっちゅうオーブンが登場して「わ!便利だな」って思う。オーブン調理はシンプルで豪快で、焼き色も香りもたまらない。
我が家には、日立のヘルシーシェフというオーブンレンジがある。どうやら過熱水蒸気で揚げ物もできるらしいのだけれど、基本的に温め機能しか使っていない。改めて見るとなかなかすごそうな奴なのに、6年以上本領を発揮しないままキッチンの片隅で悄然としていた。ここ最近、頻繁にオーブン機能を使って野菜をローストしたところ、こころなしか喜んでいるみたい。
オーブンで焼いて一番おいしかったのは、「ダビデの星」という品種の大きなオクラだ。ポケマルで、松尾秀平さんから購入したもの。松尾さんは種苗店の方なのだけれど、種苗店だからこそ入ってくる情報を活かしておいしい品種を紹介しようと、ご自身でも野菜の生産を始めたそう。
松尾さんから最初に届けていただいたフィレンツェナスが驚くほどとろけて感激し、松尾さんの出品状況をウォッチするようになって、ダビデの星も飛びつくようにして注文。このオクラが、またすごい。「もっちり」という表現がぴったりくる食感。肉厚で、ざくりとかぶりつくと、その強い粘り気に贅沢感すら覚えるオクラなのだ。
軽く洗って耐熱皿に入れて、オリーブオイルと塩と胡椒を適当にかけて、200度に予熱したオーブンで20分ぐらいローストするだけ。朝ごはんでも昼ごはんでも夜ごはんでもいい。ほぼ手間をかけることなく、ごちそうができる。
アスパラのオーブン焼きも好き。太めのアスパラは切らずにそのまま、オリーブオイル、塩、胡椒をかけてローストすることが多い。細いものは食べやすい長さに切って耐熱皿に入れ、いつものオリーブオイル、塩、胡椒に加えて、マヨネーズ、とろけるチーズ、パン粉なんかもかけちゃう。ファットな感じ。たまにはこういうのもいいよね。
こちらも200度に予熱したオーブンで20〜30分ぐらい焼く。ローストする時間は、アスパラの太さによって調整する必要があるから少し難しい。並行して、温泉卵も作っておくとさらにおいしくなる。
次は何を焼こうかなって、夢想するのも楽しい。タンドリーチキンとかね、食べたいな。