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ドイツ・デザイン留学:公共トイレをハックしてみた話

こんにちは。オランダ・デルフト工科大学修士のDesign for Interactionコースに在籍しているShionです。本日は私が3年前に交換留学していたドイツ・Köln International School of Design (以下KISD) で取り組んだ Intro Project を紹介します。最近になって偶然、当時のプロジェクトが出てきて結構笑えたのでシェアしたいと思います。


Intro Projectとは?

このプロジェクトは、KISDに入学してきた、ドイツの新1年生と交換留学生がタッグを組んで1週間で与えられたテーマに取り組みます。私たちのクラスで与えられたテーマは"The Good, the Bad and the Ugly"。メンターのTumminelli教授は学生に自分が"The Good, the Bad and the Ugly"だと思うもの・ことを表現するように課しました。

教授曰くこの映画作品からインスピレーションを受けたようです。


アイデア出し

正直、私は混乱しました。何を教授が求めているのかがさっぱり分からず、「これは自分の英語力が低くて相手の真意を理解できていないのか。それとも本当にただGoodなもの、Badなもの、Uglyなものを表現すれば良いだけなのか。」と。

結果は後者でした。本当に自由に自分たちが感じるGoodなもの、Badなもの、Uglyなものを、適切だと思う媒体で表現すれば良かったのでした。チームのみんなでアイデアを出し合い、人々が汚いと感じている公共トイレを綺麗にしてホテルのようなサービスを勝手に提供すると言うアイデアで固まりました。

製作

1週間という短い時間の中で、トイレの選定に始まり、管理者との交渉、製作、サービスの実施を行いました。私はロゴ製作と動画の編集を担当しました。


ホテルの雰囲気を意識した"Lucky Loo"のロゴ


成果発表

最終成果は動画にまとめてプレゼンをして無事終わりました。残念ながら、当日私はビザ取得のためのアポイントメントがあり参加はできませんしたが、無事に終わったとだけチームメンバーからは聞かされました。


トイレ内部



最後に

ご覧頂いたように結構カオスなプロジェクトでした。このプロジェクトから何か得られた実感はありませんが、この時あたりから私は、現在取り組んでいるような「状況に介入するデザイン」に興味を持っていたと思います。また、どこかの機会にKISDの教育内容についてシェアできたらなと思っています。



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