【指導者向け】FAの講習会で目にした斬新なフリーズの方法
先日、僕が住んでいるハンプシャー州のFAが開いた講習会に行ってきて目にしたフリーズの方法がおもしろかった、というか初めて目にしたものだったのでシェアしたいと思います。今回のnoteは超短いです。
サッカーの指導には様々な方法がありますが、フリーズというのはエクササイズを止めて(フリーズ)、選手をその場に立たせた状態で、その場面の状況を理解させる時に使う、極めて一般的なコーチング方法です。
先日行った講習会では講師の方が実際に選手を指導して、そこから学ぶ時間があり、ゲーム形式の練習でフリーズが起きました。
その日は攻撃のテーマに取り組んでいまして、ボールを持っているチームは広がってスペースを作ることができていませんでした。(図)
そこで講師が「ポーズ!!全員その場に止まって!!」
ここまではよくあるフリーズです。
おもしろかったのはこのあとです。
「全員自分がいる場所にビブスを落としてこっちに来て!!」
とタッチラインまで全員を呼びました。
(こんな状況↓↓)
そこで講師は選手たちに「いま自分たちがいた場所や全体を見て、ボール持ってるチームは何を改善できる?」と問いかけます。
選手たちはすぐに窮屈にプレーしていることを理解し、「広がる」と答えました。
選手たちは自分が置かれている状況を客観視する機会があまりありません。このようにビブスをその場に置くだけで、自分のポジションを全体と照らし合わせて見れるようになる。こんな方法は僕は初めて見たものだったのでシェアしたいと思いました。
毎度毎度の練習で使えるわけではありませんが、非常に効果がありそうなので、ぜひ使ってみてください!
(図は便宜上、フルピッチに人を配置しましたが、実際は人数に適したゲームをしてました)