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3/5〜20 啓蟄のお菓子②『初桜 -はつざくら-』

提供: 3/16〜20
菓銘: #初桜 -はつざくら-
薯蕷練切(山の芋使用)| 赤こし餡
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ほころびを待つ桜を桜前線に先駆けて薯蕷練切で咲かせてみました。中は小豆のこし餡です。
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桜の花芽は花が散った後、夏から秋にかけて生長し、葉を落とす頃に一旦眠りにつきます。その眠りを覚ますのは冬の厳しい冷え込み。2月入ると徐々に気温が上がりはじめ、2月1日からの最高気温の累積が600℃を超えると開花を迎えると言われています。
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それぞれの季節に育まれた桜の晴れ姿。卒業や入学、就職や退職を迎える方も多い時期、さまざまな経験を経て至る人生の節目に重なって前途に幸多かれと心より願います。
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◎季節の一句
『喜びが飛来する町つばくらめ』
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燕は春になると全国に飛来し、人家の軒先に営巣して子を育て、秋になると南へ渡る。燕の風情は、その姿や飛び方がいかにも春らしく、子育てに向けて活気を感じさせる。その空から降る元気に私たちもあやかりたい。
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作:志田円/福岡・北九州の俳句結社「自鳴鐘」同人
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#二十四節気  #啓蟄
#俳句  #志田円 #自鳴鐘 #つばくらめ

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