菓葉暦『朱夏』リリースより1か月が過ぎました
情報や思いが不特定多数に一瞬で消費されていく時代に、シェアするために手間や関係性を必要とするもの、手から手へ、送る人が相手のすこやかな幸せを思う気持ちを軽やかにのせて送れるものをつくりたい。
そのアイディアを形にし、なおかつ大切な人に届けたいと思う気持ちが人から人へとつながっていくものに仕上げるために、菓葉暦の制作には経験豊富なプロの方々の手が必要でした。
このプロジェクトにふさわしいイラストを描けるフミノナさん。
形を与えて手に取れる絵葉書に仕上げ
紙からWEBで展開する読みものへとゆるやかにつながるデザインを生み出すSu- 角谷さん。
そしてデザインを実際のWEBへと忠実に起こしてくださるBOOKLORE 中島さん。
それぞれのお仕事があって初めて、手にされた方にこころ動いたとおっしゃっていただけるものになりました。
もちろん、中身の読みものも美しい衣装に釣り合うものでなければなりません。
さまざまな人の一年一年に寄り添い、季節に沿った暮らしや生き方の工夫でからだとこころが楽になっていく習慣を一緒につくってきた汐音屋として、めぐる季節に生かされているやわらかないのちの理を和菓子を入り口にできるだけやさしく、大きな流れを大切に綴りました。
そして句点を打つ志田円さんの俳句はいのちの讃歌。自らのいのちと他のいのちが触れ合う瞬間を瑞々しく詠むことばに読了後の清々しさを託しました。読みもの全体を通して、自然が与えてくれる恩恵とそれとともに生きているいのちに目を留めて、一日一日を愛おしむきっかけになれば嬉しいです。
朱夏リリースから早くも1か月が過ぎました。
手にしてくださった皆様、
どなたかに届けてくださった皆様、
気にかけてくださっている皆様、
本当にありがとうございます。
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