【ドイツ】ハンブルクでバイオリン講師をする私の1日ルーティン
今回は、ドイツのハンブルクという街でバイオリン講師として現地の音楽学校に勤務する私の1日ルーティンをご紹介します😊
1. ハンブルクってどんな街?
まず始めに、私が住んでいるドイツのハンブルクについて、簡単にご紹介します。
ハンブルクは、ドイツの北部にある美しい港湾都市で、首都ベルリンに次ぐ、ドイツ第2の都市として知られています。
ハンブルクの人口は約189万人、面積は755平方キロメートルなので、日本の岡山県とほぼ同じくらいの規模感の都市ですね。
ちなみに、東京の人口は約970万人、面積は2194平方キロメートルです。
また、ハンブルクはミュージカルの街としても有名で、バレエ劇場やコンサートホールといった文化施設が充実しているため、音楽や芸術を身近に感じることができるのも、この街の魅力の1つです。
ドイツ・ハンブルクは夏がおすすめ
ドイツでは、季節によって日照時間がだいぶ異なります。
たとえば、夏は日照時間が長いため、朝5時頃から夜11時頃まで、明るい日が続きます。
そのため、ドイツ旅行するなら夏がおすすめ。1週間ほどの短い旅行でも、充実した時間を過ごすことができるでしょう。
また私が住むハンブルクは、真夏日でも、平均最高気温が23度程度までしか上がらないため、日本の猛暑を逃れて快適に過ごしたい方には、おすすめの避暑地です。
2. バイオリン講師の1日ルーティン
今回はハンブルクでバイオリン講師をしている私の1日ルーティン(朝・昼・夜)をお話します。
朝のルーティン
ーハンブルク公立音楽学校との連絡(メール・電話)ー
私は現在ハンブルク公立音楽学校で、バイオリン講師として勤務しています。
バイオリン講師として就職した経緯については、こちらの記事でお話していますので、興味のある方はチェックしてみてください😊
さて、1日の始まりは、お仕事関係のメールチェックです。
至急返事が必要なメールがあれば、出勤前に、自宅から対応することを心掛けています。
また、午前中の時間帯は、学校内の業務連絡や生徒さんからの連絡(欠席、変更の相談、質問など)が集中するため、バタバタになることが多いです。
その後、空いている午前中の時間を見つけて、私自身のバイオリンの練習を行っています。
-バイオリンの練習-
私は、ハンブルク公立音楽学校のバイオリン講師と並行して、ドイツと日本で自主開催のコンサート活動を行っています。
コンサートの様子については、こちらの記事を読んでいただけると嬉しいです。
そのため、バイオリン講師として生徒さんを指導するだけではなく、自身のバイオリン演奏スキルに磨きをかけるべく、日々練習に励んでいます。
バイオリンの練習では、コンサートで弾く曲だけでなく、臨時のお仕事で演奏依頼を受けるオーケストラ曲や、私が運営するYoutubeチャンネルで投稿したい曲の譜読みなど、さまざまなプログラムを組んで、練習しています。
最近では、今年12月に開催するコンサートに向けて、クリスマスに合わせたバロックの作品(コレルリ・マンフレディー二、ヴィヴィルディなど)を練習しています。
YouTubeでは、生徒さんにレッスンする曲や、あまり有名ではないけどフレーズが素敵な曲などを弾いたりしています。
私の演奏風景などをYoutubeで公開しているので、ご覧いただけると嬉しいです😊
ただし、音楽学校のお仕事との両立はなかなかハードで、練習に時間を使い過ぎると、家事までなかなか手が回らない...というのが今の悩みです。
とはいえ、やっぱり私はバイオリンが好きなので、ついつい時間を忘れて練習に没頭しちゃいます。
さて、そろそろお昼の時間になってきました。
昼のルーティン
ーハンブルク公立音楽学校でのバイオリンレッスンー
私が勤務するハンブルク公立音楽学校では、午後からレッスンが始まります。
レッスン会場は曜日ごとに異なり、音楽学校の本部のレッスン室で行われたり、付属する小学校やギムナジウムで行われたり、さらにレッスン開始時間もバラバラなので、スケジュール管理が大変です💦
とはいえ、音楽学校側の配慮で、毎回のレッスン会場を先生の自宅の近くに手配してくれるので、助かっています。
そのおかげで、週25時間、生徒さんにしっかりレッスンを提供することができています。
なお、私の生徒さんは5〜21歳と年齢層が幅広く、個人レッスン、グループレッスン、さらにオーケストラレッスンといった、様々なタイプのレッスンを行っています。
レッスンの詳しい様子については、また別の機会にお話ししたいと思います。
ー空いている時間の有効活用ー
基本的に、平日は毎時間レッスンが予定されていますが、生徒さんの誕生日や学校行事、病気やケガなどの事情により、レッスンをお休みすることがあります。
このような事情により、次の生徒さんが来るまでの空いた時間ができた場合は、午前中のバイオリン練習の続きを行ったり、レッスン室で軽く食事をするなどしています。
平日は常に時間に追われている状況なので、簡単に作れて、手軽に食べれるご飯を食べることがほとんど。ゆっくりランチタイムを過ごす余裕なんてありません。
朝のうちに、その日のお昼ご飯の準備をしたり、卵焼きやヨーグルトだけで済ませることも多いです。
このような感じで、平日はスケジュールが埋まっており、最も遅い日は、夜8時30分頃までレッスンで学校に残ることも、珍しくありません。
夜のルーティン
ードイツ語の勉強ー
朝から夕方過ぎまでは、バイオリン漬けの日々を送っているため、学校から帰宅後は、バイオリンから少し離れて、ドイツ語の勉強をしています。
具体的には、1日15分、ドイツ語の参考書をひたすら音読し、理解して頭に入れるようにしています。
私の勤務するハンブルク公立音楽学校では、バイオリンのレッスンだけでなく、会議、発表会、バイオリン検定テスト、年間30時間の研修、さらに年1回の電話保護者面談も行わなければいけません。
そのため、円滑にお仕事を進めるための、コミュニケーションスキル・ドイツ語スキルが必要になります。
ちなみに、私がドイツ語を勉強し始めたのは高校卒業したばかりの頃でした。
ドイツ留学をする前に、東京にある『ゲーテ・インスティトゥート』という、ドイツ政府が設立した国際文化交流機関のグループレッスンに、3ヵ月間通っていました。
とはいえ、”上達した”と言うにはほど遠く、その後、初めてドイツに単身移住したアーヘンという田舎町で語学学校に通って、ドイツ語漬けの日々を過ごしていました。
さらにその後、アーヘンからハンブルクに引っ越した後も、ハンブルクの語学学校に通っていました。
当時学生であった、ハンブルク音楽大学での課題や試験のおかげもあり、私のドイツ語力は鍛えられたと思います😊
ドイツでバイオリン講師の職に就いた現在でも、日常会話の中で見聞きするドイツ語の表現やニュアンスを、自身の会話に取り入れることを心掛け、日々語学力の向上に努めています。
以上が、私のお仕事のある1日のルーティンです。
振り返ってみると1日があっという間に過ぎています💦
「せっかくドイツに住んでいるのに...」と思うこともありますが、大好きなバイオリンでお仕事するチャンスをいただき、充実したドイツ生活を過ごすことができています。
3. お休み期間の過ごし方
最後に、音楽学校がお休みの時期の過ごし方についてお話します。
ドイツでは、州ごとにお休みの期間(イースター・ペンテコステ・夏/秋/クリスマス/冬休み)が異なります。
私が勤務するハンブルク公立音楽学校も、州ごとに定められたお休み期間に従って、バイオリンレッスンもお休みに入ります。
日本に比べると、ドイツのお休み期間は長いため、夏休みや冬休みの長期休暇には日本に帰ってきて、短期集中レッスンをしたり、コンサートの自主開催など、お休み期間中も、バイオリン中心の生活をしています。
一方、1〜2週間のお休み期間はドイツに残り、同僚と食事に入ったり、友人のコンサートへ足を運んだり、普段の生活では疎かにしがちなリラックスした時間を、過ごすようにしています。
とはいえ、お休みの有無に関わらず、バイオリンの練習は続けています。
私にとって、バイオリンを練習している時が、一番のリラックスタイムかもしれません😊
バイオリンの音色を聴くだけで「今日、私はこの世に生きている」という感覚を受け、健康なメンタル状態を維持できていると、実感しています♬
今回は、ドイツのハンブルクという街でバイオリン講師として働く私の1日ルーティンについて書いてみました。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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