「ばあちゃんと僕と創価学会」④
2回目の緊急事態宣言
一都三県に緊急事態宣言が出された。
去年の全国での発出に続いて2回目だ。
コロナの感染拡大はもはや誰がなってもおかしくない状況になっている。
まわりでもちらほら聞くようになってきた。
僕自身が感染しないか、無症状で感染させてないか。
不安は尽きないし、エッセンシャルワーカーをはじめ、奮闘されている方々のご苦労は想像もおよばないほどだと思う。
学会活動は昨年秋くらいからようやく再開してきたところだった。
これでまた活動ができなくなって、停滞してしまうんじゃないかと心配している。
でもばあちゃんは、ビクともしていないだろうな。
僕はいろんな不安とか、先行きの見えないことがまた増えて、
「せっかく」、「やっと」、
「これからだと思っていたのに」、
「またか」、「いつまで」、
「振り出しにもどった」、、、
前回、非常事態宣言が出された時に、ばあちゃんは言った。
「題目がようあがるね」って。
今またそれを思い出した。
いやーもうそりゃね、「あがるよね」って。
いやいや、実際は、全然増えてないし。。。
確かに、去年、全国に緊急事態宣言が発出して、いろんなことが急激に変化した。
普段から、時間ができたらやりたいと思っていた事が、やれるようにもなった。
もっと時間があればたくさんあげられるのに、と普段から思っていた「題目」も、時間ができたことでたくさんあげられる、はずだった。
でも、なぜか、「題目」をあげる時間はむしろ減ってしまった。
今思えば、たぶん気持ちが落ち込んでいたんだと思う。
「ストレス」や「あきらめ」、「イライラ」も。
知らず知らずのうちに目に見えない不安にやられていたのかもしれない。
そういえば、ばあちゃんちの仏壇の前の畳は
足の形がクッキリわかるくらいにへこんでいる。
それは、変わらずに信心を貫いてきた証なのかもしれない。
そんなばあちゃんのようになりたい。
今回は2回目の緊急事態宣言。
でも、前回と同じ自分じゃない。
コロナ禍にあっても、男子部の先輩に何度も励ましてもらったし、
皆さんにもここで励ましていただいた。
創価家族おかげでなんとか前を向くことができた。
今度は、僕発で何かを変えていく番だ。
切り抜きしてノートに貼っていたブラボーわが人生を読み返したら、
どのじーちゃんもばーちゃんも「題目」って言ってる。
2019年の12月3日付けには栃木の渡辺キンさんと言う98歳のおばーちゃんの言葉が載っていた。
「まあ長い月日、いろいろありました。自分じゃどうにもなんないから、いいこともつらいこともぜーんぶ、御本尊様に報告しましたもの。題目しか解決できないと思ってねえ。みーんな題目で勝ち取りましたよ。アハハ。」
「今も池田先生と呼吸を合わせる思いで、題目をあげています。題目は勝ち鬨ですから。」
題目は勝ち鬨
これを読んで、そうだ、これだ、と思った。
題目は自分自身への勝利宣言なんだ。
僕も勝ち鬨を上げたい
今度こそ!
前へ 前へ 前へ!
今度こそ、前に進んでみせる。