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旅に行ってなにしてるの?

過去1真面目に自分のことを書きます。


自分が何度も行っているお店の方に聞かれたこと。

その方は、旅好きで昔はアジアにどっぷりつかり、今はインド料理屋さんを開いて、インドの雑貨を売っている方。

もう4回くらいそこの近くのゲストハウスに遊びにいっていて、行ったときには必ずカレーを食べに行く。
なんならカレーを食べなくても遊びに行く。

そして、いつもたくさんおしゃべりさせてもらう。

そして、いつもいい意味で自分の中の悩みを増やして、考えていたことをごちゃっとさせてくれる大好きな場所。

人生において、自分に影響を与えた人ベスト10に永遠に入り続けるであろう素敵すぎる人と場所。

そこで聞かれたのがタイトルの質問。


いつも、いろんな人に同じことを聞かれる。

その時は、楽しいからという。

自分が今のところ人生で一番大切にしたいと思っていることが、楽しいということ。

人生楽しんだもんがちという言葉を、座右の銘のひとつにして、日々生活している。

だから、せっかくの旅も楽しくしたい。

いろんな人とおしゃべりすること、いろんな経験をしてみること、おいしいご飯を食べること、歴史巡りすること、お散歩すること。全部が好きなこと。

この全部を含めて、楽しいという理由にしている。


ただ、改めて考えると、楽しいってあまりにも自分本位過ぎるんじゃないかと思ってしまった。

自分が満足して、いい旅だったなと言って、本当にそれでいいのかと思った。


そこのお店の人は、祈りをテーマに旅をしていたと聞いた。

様々な宗教に触れて、文化にも触れて、お祈りをしに行ったらしい。

そして、尊敬しているマザーテレサがしていたように、何か他の人の力になりたいと考えて、インドにあるマザーテレサの施設をはじめとしてボランティアもしていた。

そんな素敵な話を聞いた。


そのとき、自分って、自分のためにしか旅していなかったな。と思った。

そのお店の方を尊敬している自分は、マザーテレサの施設に行ってボランティアをした。ガンジス川の沐浴も見た。お寺にも行った。

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誰かのためになりたいという思いはあった。

自分が何かして、他の人が少しでもよかったと思ってくれるならという思いで行動していた。

国内でもちょこちょこボランティアをして、自分がどうやって動けばいいかと考えることはある。

でも、その行動の本当の中心には、自分が新しく学んでいることと新しいことを体験していることへの楽しさがあった。

結局、自分のことしか考えていなかった。


自分の人生なんだから、自分が楽しく過ごしたいという思いと、自分だけが楽しいってなんなんだろうということが頭の中にごちゃごちゃいる。

学びでさえも、結局は自分の中にあって、少し人に話したりSNSもちょっと使って発信しているとはいっても、結局は楽しいだけ。



小さいときからの将来の夢は、学校の先生になることだった。

教育学部に入り、教育実習が間近にある今、その夢は半分くらい現実になりつつある。

自分が児童とか生徒だったときに、もっと面白い(interestの方)先生がいたらなぁと思って、自分はたくさんのことを経験して、その経験とか自分の目で見て感じたものを伝えたいと思うようになった。

それもあって、「社会の教科書に出てくるところ巡り」みたいなことをする。社会科好き的には、これもまた楽しい。

教師にもなっていないくせに、これいつかの授業で使えるかも、なんて思いながら写真を撮る。

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ただ、大学生の今の自分がやっていることだけを見ると、楽しいを集めているだけにも見える。というより、集めているだけ。

自分勝手な旅しかしてないのかなってちょっぴり落ち込んだ。


自分の今までの旅を振り返り、そして、答えは出せないまま返ってきた。


旅が大好きで、これから、TABIPPOに関わっていく中で、答えを出すべきこの問いに答えることができない自分に憤りさえも感じた。

ずっとずっと考えた。




やっぱり楽しいが大切。


考えに考えた挙げ句、自分の考えの起点に着地してしまった。
けれど、これが本当に自分が大切にしていきたいこと。



昔から、感情を表に出すことがそんなに得意じゃなかった。

心の感情を素直に表現できる友達がうらやましかった。

でも、表に出ていなくても、楽しくなさそうなことは楽しくしたり、楽しくないことを無理矢理選んだりはしなかった。

勉強が楽しかったから今も勉強しているし、ダンスをしているのが楽しいから高校ではダンス部に入った。バイトも今まで12個やったけど、うち11個は楽しんだ。

レジ打ちで疲れたな、楽しくないなって思うときもあったし、数学の問題が解けなくて、もうやりたくないって思ったこともあった。

でも、お客さんを裁いていくゲームだ、とか、問題集の番号を書き出してそれを消していくゲームにしたら、楽しかった。

そうやって、今までの人生楽しく生きてきた。

というよりも、楽しく生きようとしてきた。

結果、楽しい。今も朝起きただけでも、なんだか楽しい。

あぁ今日も生きてるなって思って、朝カーテン開ける瞬間、一日が始まることへの楽しさがこみ上げてくる。


やっぱり、楽しいって自分とって一番大切なことだと気がついた。

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旅先でひとりで歩いていて、スキップしそうになるときも、建造物に感動して、テンション上がって普段しない自撮りをしたこともあった。

数時間庭園を眺めることも、ゲストハウスに帰って他のゲストさんと熱い話をすることも

やっぱりまとめると自分が楽しいからやっている。


そして、楽しかった経験を帰ってきてから友達に話したり、また、別のゲストハウスで会った人に話したりした。


うまくできているかは分からないけど、楽しいを伝染させることもできると思う。

自分が子供っぽいからか、何度も行く場所だと、毎回の成長を喜んでくれる人とか、新しく行った場所で楽しかったことを聞いてくれる人がいる。

自分なりのベクトルで見た、旅先の他の人とちょっと違う話を、変だよねって笑いながら楽しそうに聞いてくれる人もいる。

楽しいって言ってたからといって、同じ場所を旅してくれた人もいた。


だから、これからは自分が旅をしているのは楽しいからと胸を張って言うことにする。


そして、楽しいを誰かに伝えることをこれからはもっと実戦していきたい。

学んだこと、経験したこと、自分の知っている世界よりも大きな世界が広がっていたこと、自分が楽しいと思ったこと、それぞれに共感してくれる人もしてくれない人もいる。

ただ、誰かが自分のことを見たり聞いたりして、楽しそうだなとか、行ってみようかなとか、そう思ってもらえる小さなきっかけになりたい。


きっとこれで、自分が悩んでいる自分勝手な旅を変えられるはず。

まだ、気軽に旅には行けないけど、行けるようになったら誰かに伝えられるようにしよう。うん。やってみよう。



改めて、人と話すことって大切なんだと気がついた21歳の夏でした。

自分の中で結論の出ていると思っていたことでも、もう一回聞かれて考え直すと、もっと考えが深まることもある。

知っていたようで知らなかった単純なことにも、気がつけた。

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真面目に話すのが恥ずかしくて、写真たくさん使いました。

おわり。


サポートしてもらったことないから、してほしいな