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for serendipity1099「先生が言ってほしいこと」

せんだいメディアテーク編『つくる〈公共〉50のコンセプト』(2023)より。福島県公立学校教諭、てつがくカフェ@せんだい・ユースてつがくカフェ担当の辻明典さんの文「18歳(未成年/ハイティーン)ーユースてつがくカフェの足跡」(108ー111p)で出会ったことば。

学校の授業は「先生が言ってほしいこと」を言い当てる時間になりやすい。(中略)発言する時はいつも、彼ら彼女たちの視線や身体は、教員に向けられる。教室は、先生の顔色を窺い、正解を言い当てることが、身体化されやすい空間なのだ。
一方で、ユースてつがくカフェは、中高生たちの哲学的な対話が生まれる場だ。同世代と共に、対等に言葉を交わし合う。そして、対象化されがちな日々から離れて主体性を取り戻し、〈世界〉と向き合う実践でもある。
「学校って、必要?」
「人は、群れると偉いのか?」
「大人なふるまいって、何?」」
「闇って何?」
「嫉妬(ジェラシー)の先に何がある?」
どれも、参加した彼らや彼女たちとともに作られたテーマだ。中高生たちが生きる〈世界〉は、哲学的な問いに満ちている。毎日の小さな疑問から、その哲学的な問いは産出され、そして動き始める。(109p)

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来週の4日間、僕(塩見直紀)はとある大学の集中講義を担当します。ここからの学びを活かしていきましょう。



 





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