siomemo1168 「世界を一枚の紙の上に-歴史を変えたダイアグラムと主題地図の誕生」
タイトルにひかれ、デザイン研究家・大田暁雄さんの『世界を一枚の紙の上に-歴史を変えたダイアグラムと主題地図の誕生』(2021)を手に取りました。今夏、拝読した『世界目録をつくろうとした男-奇才ポール・オトレと情報化時代の誕生』(2024)にも通じる本です。同じく、今夏出会った『世界を変えた100の小説』(2024)。著者のコリン・ソルターさんはスコット・クリスチャンソンさんとの共著で『歴史を変えた100冊の本』(2019)なども編んでいるのですが、そのクリスチャンソンさんは『世界を変えた100の図表』という気になる本も出しています。こちらは未邦訳のようです。
今日紹介する『世界を一枚の紙の上に-歴史を変えたダイアグラムと主題地図の誕生』ですが、副題にある「主題地図」ということばは、僕には新鮮でした。「主題地図」とは、特定の目的に応じて必要な情報を表現した地図だそうです。いま、僕は日本のなかの「地域でのユニークな取り組みを紹介した本」(例.兵庫県豊岡市=『コウノトリと暮らすまち』佐竹節夫、2023/京都府綾部市=『半農半Xという生き方【決定版】』塩見直紀、2014などなど)のリストをつくっているのですが、これも主題地図といえるのかもという思いがけないギフトをいただきました。