塩見直紀の試行100(074)「作田作詩の融合」
半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)、紹介しています。
「詩をつくるより、田をつくれ」。実利が大事という「ことわざ」のようです。なるほどと思いつつ、どこか違和感。そこであと3パターン、考えてみました。
①田をつくるより、詩をつくれ。これはアーティスト的です。
②田もつくるな、詩もつくるな。これは両方、プロにまかせようという考え方。危険な現代の象徴かも。
③田もつくろう、詩もつくろう。これって、21世紀的かも。
この10数年、講演でこんなお話もしてきました。2010年ころ、パルシステム山梨さんからのお招きで、甲府市内で講演をした際、150名ほどが書いてくださった感想シートの中の1つに、「私の住んでいる山梨県笛吹市八代町には旧町の時代、「田も作り詩も作ろう」という町民憲法があった」と書かれていて、驚きました。調べてみると、標語が書かれた看板写真があちこちのブログにアップされていました。いつか笛吹市の旧八代町を歩いてみたいと思っています。八代町でこの標語をつくった方に会い、経緯を知りたいと思っています。すてきな町民憲法ですね。
作田と作詩の融合。台湾でこの話を講演でしたら、「田も作り詩も作ろう」は「作田作詩」と筆で書いてくださいました。笑
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