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1923年、金子みすゞ(1903-1930)が長門・仙崎から下関にやってきました。100年前、みすゞが詩を書いた町で、2021年から僕も暮らすことに。いままでも読んできましたが、年1冊はみすゞ本からセンス・オブ・ワンダーを学んでいこうと思っています。2024年は松本侑子さんの『金子みすゞと詩の王国』(2023)を拝読。NHK「100分de名著」を加筆したもので、とてもよい本でありました。先日、下関の80歳の方と3時間ほど話したなかで薦めてくださったのが『金子みすゞ 心の風景』(2010)。みすゞの詩と栗原弘さんの写真、みすゞ研究をされてきた木原豊美さん(下関出身)の解説による美しい本でした。「まちライブラリー月いち下関」のそばにあるお寺にもみすゞが行っていたことを木原さんはつきとめられていました。木原さんの執念、研究心に敬意を表する次第です。

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