
for serendipity1298「一日中、シャツを見ていた。来る日も来る日も、一日中。シャツを観察していた。シャツについて考えていた。もう一週間にもなる。」
「アンリアレイジ」のファッションデザイナー森永邦彦さんの『AとZ-アンリアレイジのファッション』(2020)第7章「発想のヒント」より。
一日中、シャツを見ていた。
来る日も来る日も、一日中。
シャツを観察していた。
シャツについて考えていた。
もう一週間にもなる。
シャツには触れない。自分にそのことを課していた。シャツについて徹底的に考えるためだ。アンリアレイジが大切にしてきた「手仕事」から距離を置く。だからシャツに触れてはいけない。(115p)
次の新境地を開くために、こんな時間があるのですね。1日中、そのことだけを考え続けるべきテーマ。いまの僕なら「1人1研究所社会」かな。