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for serendipity1270「君は誰?」「君と僕はどう違うの?」 という問いがあれば、相手の存在を認めることでもあるし、対話の始まりでもあります。

詩人・文月悠光さんの詩集『適切な世界の適切ならざる私』(2009)を拝読し、文月さんの他の本を検索していて出会った『世界を平和にするためのささやかな提案』(14才の世渡り術シリーズ、2015)。この本は22人によるメッセージ集なのですが、この本のなかで一番ひかれたのが、タレント・エッセイストの小島慶子さんの以下のことばでした。

「君は誰?」「君と僕はどう違うの?」という問いがあれば、相手の存在を認めることでもあるし、対話の始まりでもあります。「あなたは誰?」と問わないのは、人を排斥することなのです。(提案011「他にやりようがある、と思える世の中にする」79p)

数年前より、古典的編集手法AtoZを使って、自身のキーワードを「自分AtoZ」として書いてもらう活動をおこなっています。毎月、「ひとりカルチャーセンター」という講座(下関)でもこの問い、大事にしてまいります。

 


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