![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159541118/rectangle_large_type_2_bf88925f43887442c8a0912de79304e0.jpeg?width=1200)
for serendipity1175 「全国副業博覧会」
北海道大学大学院文学院文化多様性論講座博物館学研究室、田村実咲編著の『開講!木彫り熊概論-歴史と文化を旅する』(2024)の「木彫り熊関連年表」より(351p)。
1927(昭和2)に「全国副業博覧会」が東京でおこなわれ、(北海道・八雲の)伊藤政雄さんの木彫り熊が2等賞を受賞とあります。「こんな副業を我が県、我が町ではやっていますよ」という「全国副業博覧会」って、なんだかとっても21世紀的ですね。どんなものが出展されたか興味深いです。
1917(大正6)に農商務省農務局に「副業課」が設置され、僕(塩見直紀)が住んでいた京都でしたら、1921年(大正10)に京都府農林課に「副業係」が設置されます。大正期、山本鼎が長野(現在の上田市)につくった「日本農民美術研究所」との関係など、関心分野として、今後、深めていきます。『開講!木彫り熊概論』、とてもよい本でした。ありがとうございます。