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北海道大学大学院文学院文化多様性論講座博物館学研究室、田村実咲編著の『開講!木彫り熊概論-歴史と文化を旅する』(2024)の「木彫り熊関連年表」より(351p)。

1927(昭和2)に「全国副業博覧会」が東京でおこなわれ、(北海道・八雲の)伊藤政雄さんの木彫り熊が2等賞を受賞とあります。「こんな副業を我が県、我が町ではやっていますよ」という「全国副業博覧会」って、なんだかとっても21世紀的ですね。どんなものが出展されたか興味深いです。

1917(大正6)に農商務省農務局に「副業課」が設置され、僕(塩見直紀)が住んでいた京都でしたら、1921年(大正10)に京都府農林課に「副業係」が設置されます。大正期、山本鼎が長野(現在の上田市)につくった「日本農民美術研究所」との関係など、関心分野として、今後、深めていきます。『開講!木彫り熊概論』、とてもよい本でした。ありがとうございます。


 

 



 





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