塩見直紀の試行100(076) 「問いのコレクション」
半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)、紹介しています。
いままでいろいろなことばをメモし、血肉化をめざしてきましたが、2021年8月のいま、コレクションしているのが、「問い/問いかけ」です。「問いの時代」を意識するものですが、本でも新聞でもTVでも、よい問いと出会うと、「問いのコレクション」のワードにメモしています。※こんなときもA~Z欄でメモしていきます。
僕にとって、代表的な問いを2つ紹介しましょう。1つは内村鑑三さんが、1894年、箱根でおこなった講演録(『後世への最大遺物』岩波文庫)にある「我々は何をこの世に遺して逝こうか。金か、事業か、思想か」です。28歳ころ、出会い、影響を受けてきました。金か、事業か、思想か。みなさんなら何を遺しますか?
もう1つ、影響を受けてきた問いをあげるなら、トルストイ民話「人にはどれだけの土地が必要か」でしょう。劇的なエンディング。この2冊、ぜひ手に取っていただきたいおすすめ本です。
問いのコレクションですが、集めたものを再編集して、お届けできたらと思っています。