siomemo1239 「モダン語の世界へ-流行語で探る近現代」
(塩見直紀の)「社会が変わることばをつくる」的な本を求めてシリーズ+大正時代の思想(大正生命主義)への関心+新概念創出・造語法への関心という観点から、思想連鎖史が専門の山室信一さんの『モダン語の世界へ-流行語で探る近現代』(2021)を興味深く拝読。「思想連鎖史」という名も新鮮。
博覧強記で知られる歴史学者が、当時(1910~1930年代の約30年間)の流行語を軸に、人々の思想や風俗、世界とつながる日本社会の光と陰を活写する。(本の紹介文より)
※1910年=明治43年、1930年=昭和5年。祖母が生まれたのが明治42年、父が昭和4年生まれなので、自分に近づけて考えると、そんな時期となります。