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for serendipity657「自分が法隆寺になればよいのです。」
赤坂憲雄さんの『岡本太郎という思想』(2010)に紹介されている岡本太郎さんのことば(第1章 言葉のアヴァンギャルド)。1949年、法隆寺の金堂が失火で壁画が焼失。岡本太郎は『日本の伝統』のなかに以下のことばを書いているといいます。「だが嘆いたって、はじまらないのです。今さら焼けてしまったことを嘆いたり、それをみんなが嘆かないってことをまた嘆いたりするよりも、もっと緊急で、本質的な問題があるはずです。自分が法隆寺になればよいのです。(写真の傍点は引用者=赤坂憲雄さんによる)