siomemo1176「生きる」
2024年11月19日、朝のNHKニュースで谷川俊太郎さんの訃報を知り、驚きました。今日は「まちライブラリー月いち下関」の店番日で、「ひとりカルチャーセンター」と呼んでいるミニ講座(今日のテーマは「古典的編集手法AtoZの活用について」)の日でもありました。空き時間、まちライブラリー内にあった谷川さんの2冊の本『生きる』『詩集 空に小鳥がいなくなった日』を手にとりました。
『生きる』は2013年、月刊「たくさんのふしぎ」(2013年9月号)として刊行された本をハードカバー化(2017)されたものだそうです。『生きる』というすてきな本をここに置いてくださったのは、近所の美容サロン「アンディル」のともみさんです。すてきな絵本をありがとうございます!
なぜだか2024年は谷川さんの本をたくさん拝読した年でした。特にいい本だなと思ったのは、谷川俊太郎と編集者・山田馨さんの対話集『ぼくはこうやつて詩を書いてきた~谷川俊太郎、詩と人生を語る』(2010)と『詩ってなんだろう』(2001)です。特に『詩ってなんだろう』は今後、何度も手に取らせていただく本になりそうです。この本のあとがきに「長いあいだ詩にかかわってきた経験を通して、自分なりのおおざっぱな詩の見取り図を書けるのではないかと思いました」ということばがあります。谷川さん、すてきな「詩の見取り図」をありがとうございます。大事にしていきます。
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