見出し画像

siomemo1070「AB+(Alphabet more)-文字・記号・符号・暗号のデザイン」

古典的編集手法「AtoZ」への関心→アルファベットの誕生の歴史→グラフィック・デザイナー松田行正さんの本『和的~日本のかたちを読む』(2013)にある「アルファベット順と五〇音順」に出会い、松田さんからたくさんの学びをいただきました。以来、松田さんは気になる人に。「デザインの歴史探偵」と自称される松田さんの本『アート&デザイン表現史1800s-2000s』(2022)なども拝読してきましたが、まだ知らないアルファベットの世界を求めて、『AB+』という松田ワールドを味読。


評者は文化人類学者・磯野真穂さん。以下の文、すばらしく。人生にアートとデザインをなぜ加えるべきか、教えてくれます。

「ある」ものから「ない」ものを表現する。
「ある」ものを強調する、破壊する。
「ない」ことにされていたものを引き摺り出す。
「あったはず」の意味に抵抗し、それを引き剥がして一転させる。
それがアートとデザインの面白さだ。
(文化人類学者・磯野真穂さんよる『アート&デザイン表現史1800s-2000s』書評文の一部、朝日新聞掲載)





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?