見出し画像

1つ年上の吉本ばななさんはいまどんなことを考えているのか。そんなセンサーから2024年本(2023年12月、AmazonオーディオブックAudibleで配信されたものを加筆・修正)を拝読。

 私は今年五十九歳になったのですが、年齢とともにだんだん最後に向かって人生の帳尻を合わせていくことについて考えるようになってきました。どこをどういうふうにしたら人って幸せを感じるんだろうということが徐々にわかってきたような気がするんです。
 物事はわかってきたような気になった時が一番危ない時だから、そのことは気をつけつつ、今この時点での私の幸せについての考え方、総論みたいなものを残すことができたら、若い人にも役立つかもしれないし、私と同じくらいの年齢で、そろそろ人生のまとめに入らなきゃいけないのに、まだ少しもまとめられないし、自分は不幸だと思っている人たちにも少しは参考になるんじゃないかと思いました。(はじめに7ー8p)

「今この時点での私の幸せについての考え方、総論みたいなものを残すことができたら」という吉本さんのことばがありましたが、1年前(2023年6月刊)に出た拙著『半農半X的 これからの生き方キーワードAtoZ』(農文協)はまさにそんな感じの本なのでした。早いもので世に出て1年なのですね。自分が『幸せへのセンサー』を書くならどんなことを書くだろう。そんなことと思いながら、吉本さんの本、読んでみるのもいいかもです。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?