siomemo1192「町の本屋という物語-定有堂書店の43年」
「本の未来、書店の未来的な本」のジャンルで、2024年に読む最後の本は、Title店主(2016年、東京・荻窪で開業の新刊書店)・辻山良雄さんの『しぶとい十人の本屋-生きる手ごたえのある仕事をする』(2024)で終わりかな、と思っていました。そしたら、「しぶとい十人」の1人として紹介されていた定有堂書店(鳥取)の奈良敏行さんにひかれてしまって、『町の本屋という物語-定有堂書店の43年』(2024)を拝読することに。6年ほど前、福知山公立大学の特任教員時代に、同僚の先生が定有堂書店へ視察に行かれた際、「塩見先生の『半農半Xという生き方【決定版】』(ちくま文庫)も目立つところに置いてありましたよ」と教えてもらったことがあります。そのあと、お礼の挨拶にうかがっていたら・・・。
うれしいことに『町の本屋という物語-定有堂書店の43年』のなかに定有堂書店の棚を再現したブックリスト(195-207p)が載っていて、『半農半Xという生き方【決定版】』(ちくま文庫)も紹介くださっています。ここでは12のテーマで10冊ずつ選書されていて、リストも必見です。