見出し画像

学校等で「哲学対話」をされている哲学者・永井玲衣さんの『水中の哲学者たち』(2021)をようやく拝読。哲学対話での若い世代の発言がとても印象的でした。2025年も月に1冊以上は哲学、思想系の本を読んで、僕を耕していきます。

以下、自分用メモ
ある小学校で哲学の授業をしたとき子どもたちに、考えてみたい問いを紙に書いてもらった。全国どこでも相変わらず小学生に人気なのは「なぜひとは生きているのか?」「死んだらどうなるのか」「人間とは何か」で、年齢が上がっていくと「本当の友だちとは何か」「なぜ目上のひとは敬わなければならないのか」など、人間関係の問いに入っていくのが面白い。高校生や大学生になると「責任とは何か」「平等であることは可能か」など、社会正義の問題に集中し、社会人になれば「なぜ人間関係はつらいのか」など、人生に対する疲労が見え隠れする。(永井玲衣『水中の哲学者たち』73p)


いいなと思ったら応援しよう!